自分の価値を上げるには? 売れる人は生き様が面白い! 川畑タケル×エザキヨシタカの美容放談 <後編>

今の仕組みでは美容師さんの価値が一向に上がらない(エザキ)

 

 

エザキ:カット料金を上げるのもそうですが、サロンの座席を予約するみたいな仕組みもいいと思っていて。それで、ホテルの予約と同じような感覚で、キャンセル料2000円とか3000円とか、いただいてもいいと思うんですよね。

 

川畑:それって考えてみると、当たり前のことなんだけれどね。当日、体調不良などで急にキャンセルされることは僕もあるよ。

 

エザキ:そのときに予約を取りたい人が何人いたんだっていう話ですし。とにかく、今のままだと美容師さんの価値が一向に上がらないと思っています。

 

川畑:20年前にも同じような話があったんだけどね。その後、美容師ブームが起こって美容専門学校はパンパンになっちゃって。でも、20年前から料金はかわっていないもんね。

 

エザキ:今は海外で教えた生徒さんたちのほうが、料金が高いですからね。

 

川畑:高いよね。

 

エザキ:韓国で教えたときも、みんな僕より高い。というか、それが普通なんですけれどね。日本が安すぎるから上げられないっていう…。

 

川畑:そう。

 

エザキ:だから早く3万円くらいにはしたいですよね。1万円でもお客さまが多すぎて対応しきれないから。

 

川畑:本当にそうなんだよね。そうしたら、もっといい感じの仕事ができる。それこそサービスももっとよくなるし。選りすぐりのスタッフでやるから。

 

エザキ:そうですね。間違いない。

 

 

川畑:そのランクになるようにみんなも努力をするわけだから。そうすると、ある程度のランクの人たちが底上げされると思うから。目標も高くなるわけだし。サロンの格も違ってくるよね。お客さまにも特別な空間を用意できるし。そうすると、海外からもきてもらいやすくなる。

 

エザキ:本当にそうだと思います。遅刻する人って、料金が安いからなんですよね。急にキャンセルする人もそうなんですけれど。料金をちゃんと上げておけば、絶対にキャンセルしないと僕は思います。

 

美容師さんってもっと稼いで、もっと休んでいいんですよ。人を幸せにする仕事だから、もっと幸せになっていいし、もっと自信を持っていいし、もっと誇りを持っていいと思います。本来、誇りに思える仕事なんですけれど、料金がそれに応じていないのは問題ですね。

 

>楽しくて幸せな時間は、一番頑張っている人に与えられるべき(エザキ)

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