【YouTube:美容師が美容師を撮る】安富佳祐(Say.)の切りっぱなしボブで新規指名が月200人超え。髪を通して人とつながるヘアカットドキュメント
美容師兼動画クリエイターの川間将彦(かわままさひこ)さんが撮影に参加するリクエストQJのYouTubeコンテンツ「美容師が美容師を撮る」。川間さんが美容師の目線でファインダーを覗き、サロンワークを撮るというヘアカットドキュメントです。撮られる側として出演したのは、表参道の人気サロンSay.(セイドット)の安富佳祐(やすどみ けいすけ)さん。今、最もオーダーされているという切りっぱなしボブを見せてくれました。
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外ハネもアレンジもOKの切りっぱなしボブ
BEFORE バックがハネやすい長さのボブ。
AFTER 丸くおさまるカットを加え、ライン感もしっかり出す。
今回、撮られる側として出演してくれた安富さんは、インスタグラムで「切りっぱなしボブ」を発信したところ、それが大ヒット。顧客の声にしっかり耳を傾け、スタイリングが決まりやすいデザイン提案もさることながら、今の気分にフィットした安富琉「切りっぱなしボブ」が支持されています。新規指名は月200人を超えることもあるそう。そのほとんどが「切りっぱなしボブ」のオーダーだというほどの人気ぶりです。
まずはバックからカットしていきます。クセが出やすいえり足の1段目は、コーミングする時に根元から上へと持ち上げてからおろします。そして真っ直ぐにカット。安富さんは迷いなくハサミを水平に入れていきます。
次に2段目をカットする時は、左右交互にコーミングして根元から毛流れを整え、1段目に合わせて切り進めます。「切りっぱなしを切る人は、下の段を短く設定する人が多いですが、僕は同じ位の長さで切っていきます。実はお客さまの中には、短く切られすぎたと感じてしまう人もいます。ダウンスタイルならいいのですが、後ろでまとめたい時に、えり足だけ出てしまうからです」と安富さん。
ちなみに安富さんが提案するのは、巻かなくてもスタイルとして成立し、気分によって外ハネも楽しめる「切りっぱなしボブ」。切りっぱなしスタイルで要になるのは、ライン感。毛先は重く作り、内側の毛量や中間を軽く設定して束感を出します。
サイドをカットする時も、同様に左右からコーミングしてクセをとり、毛先をカットします。何度もコーミングして髪の根元から毛先までの動きを確認し、前下がりすぎない角度でカット。この段階でウェットカットが終了し、一度ドライします。ドライの時はあえてブラシを使いません。手グシだけで髪の根元から動かしながら風を当てます。
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