【YouTube:美容師が美容師を撮る】吉田伊織(Say.)の新規顧客を呼び寄せるショートボブ。髪を通して人とつながるヘアカットドキュメント

乾かした時、束感が自然に出てくる風合いに

 

 

サイドを切るときは、正面の鏡を見ながらもみあげが落ちる位置を確認。そのままセニングで長さを決めていきます。実際、吉田さんの場合、毛量の多いお客さまに対してはセニングだけで切り進めていくことが多いそうです。

「毛束がバラバラに落ちてくるのが可愛いかったりするので、キレイにまっすぐというよりは、乾かした時に束感が自然に出てくるような仕上がりを意識していますね」と吉田さん。

バック、サイドのカットが終了したところで、正面の鏡に向かって首を動かしてもらいながらフェイスラインがどう動くかを確認します。

 

ここで撮影していた川間さんが質問。「新規のお客さまのショート率はどれくらいですか?」と尋ねたところ、「95%がショートです」と答えた吉田さん。新規で、ロングからバッサリとショートにする人や、初めてショートにする人も多いのだそう。

 

 

 

ドライ後は、前髪や顔まわりなど細かい部分を調整します。サイドバングは耳かけした時を想定し、生え際のスライスを撮ってカット。最後にシルエット全体を確認しながら、丁寧に毛先を調整して切っていきます。全てのカットが終わると、しっかりとショートボブの形に仕上がっていました。

 

 

スタイリングする時は、ざっくりと耳にかけて、まずはもみあげからアイロンを通します。

「お客さまへのカットで意識しているのは、スタイリングのしやすさですね。家でヘアアイロンをかける時間を可能な限り短縮してもらえたら、と思っています」と吉田さん。

 

 

 

プロフィール
吉田伊織(よしだいおり)

福岡の大村美容ファッション専門学校卒業後、都内人気サロンに入社。顧客のニーズに合わせたトレンドデザインを提案する一方で、ホームケアに対応した仕上がりを追求。2020年からはSay.のオープニングメンバーに参加。柔らかい丸みのあるシルエットのショートボブをインスタグラムで打ち出し、毎月100人を超える新規指名を受けている。2021年3月からはSay.の新店舗Say. Reeの店長を務めている。

インスタグラム:@ hair_iori

 

プロフィール
撮影:美容師&動画クリエイター
川間 将彦(かわま まさひこ)

鹿児島県出身。福岡の美容学校卒業後、上京。表参道でのサロン勤務を経て、ワーキングホリデービザでカナダへ渡る。カナダで1年間の美容師生活をおくりながら、動画撮影のノウハウを習得。2019年5月に帰国。現在は、神奈川県川崎市にある「nico△」でのサロンワークの一方で、動画クリエイターとしても活躍中。

インスタグラム:@kawama_masahiko

QJナビDAILY編集部

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