【YouTube:美容師が美容師を撮る】榎本洋介(so.)が切るミニボブ。髪を通して人とつながるヘアカットドキュメント

丸みのある仕上がりに導くための隠し味

 

 

 

まずは襟足の1段目から水平にカットしていきます。ここでポイントなのは、両サイドの角を落とすこと。サイドの長さが足りない場合、丸い印象の仕上がりに近づけるために必要なプロセス。1段目を切り揃えた後は全ておろしてカットします。先ほど角を落とした1段目に合わせて、同様に両サイドをカット。この時、何度もコーミングし、髪の動きに合わせたシェイプで引き出していくという、榎本さんの独特の切り方を見せてくれました。

 

サイドは耳にかけることを想定して調整。シルエットに沿うように、サイドの毛先がおさまる位置を確認してカットします。「ミニボブの良さって、耳かけだけでスタイルが決まることだと思うんです。女性は朝の身支度などに時間を取られてしまいがちなので、なるべくスタイリングの手間を減らしてあげたい。耳にかけただけで可愛いシルエットにしてあげたいなと思っています」

 

 

奥行き感を演出するバングの作り方

 

フェイスラインをどう見せるか。顔の面積とバングの比率。その緻密な計算と演出は、美容師の腕の見せ所でもあります。やや長めに残っていたサイドバングを、潔くカットする提案をした榎本さん。「サイドは隠すよりも、あえて出した方が奥行き感が出ることもあります。例えば外国人は目から耳までの距離があり、それが顔立ちを引き締めて見せてくれるんですよね」

 

 

全てのラインを切り終えたら一度ドライ。この後、再度バングを調整します。ドライ後でなければ見えてこない、微妙にハミ出た毛先を丁寧にカットしていきます。「お顔立ちをキレイに見せるためには無駄なものを一切残したくないという思いがあります。この顔周りの調整は慎重に行っています」

 

 

>スライドカットで毛流れを整え、スリークな質感に

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