気になるあのお店の似合わせ事情 サロンジャンル別にスタイリング提案を調査した結果は?
“特殊系サロンをピックアップ! ”
サロン名:Naught
担当スタイリスト:YUKARI
1)ロングスタイル
【Before】
<オーダー>
伸びてしまった根元のリタッチとツイストパーマをかけたい。
【After】
<施術ポイント>
根元から13レベルのカラーでトーンアップして、全体を同じカラーに合わせました。束で残り、洗ってもほどけないタイプを希望しており、かなり毛量の多いお客さまだったのでツイストパーマは細めに巻きました。
2)ロングスタイル2
【Before】
<オーダー>
無骨な感じではなく、女っぽさを残したブレイズ(編み込み)にしたい!
【After】
<施術ポイント>
ワインレッドのカラーエクステでサイドをコーンロウでスッキリさせ、毛先をストレートで残したブレイズにしました。
フェイスラインに2本ずつ、コーンロウブレイズを入れることにより、小顔効果をUPさせました。
3)ミディアムスタイル
【Before】
<オーダー>
前回と同じように、毛先のカラーとパーマをかけ直したい。今後、伸ばしていきたい!
【After】
<施術ポイント>
多少カットラインを整え、アフロパーマをかけました。
毛先だけだったカラーの範囲を広げ、赤紫系を入れました。結んだときにアレンジで遊べるように意識しています。
4)ショートスタイル
【Before】
<オーダー>
持ち込んだ黒人の女性の写真がイメージ。リアルさとネイティブさを出したい!
【After】
オーダーを重視し、細めに仕上げました。(通常のお客さまの2~3倍の本数になっています)このまま、リペアーしながら伸せるようにしています。
“やりたい”を“作れる”サロンを見つけ出すために
サロンの系統により、異なる似合わせの提案をしていることが一目瞭然でした。また、お店に来るお客さまにも各店舗の色が出ているのがよくわかります。このような、ヘアカタログには載っていない部分を知ることで、美容師としての幅を持つことにもつながりそうですね。
さらに、美容師としてのスキルアップや勉強のためだけでなく、転職を考える際にも、サロン選びの基準として自らお客として店舗へと足を運ぶことは重要でしょう。頻繁にサロンへ行くのは難しい…なんて人は、スタイリストが更新している店舗のブログやSNSをマメにチェックすることで、作品やお客様のヘアスタイルを確認できるはずです。
尖ったスタイルを持つ店舗そのものや、お客さまの特色に合ったスタイル提案を勉強する際には、まず自分が“やりたい”を“作れる”サロンを見つけ出し、そこへ通い始めることも有効ではないでしょうか?
(取材・文/QJナビ編集部)