がんばれ新人美容師! なぜか勇気づけられる現役スタイリストの「大失敗」
美容師になってから日の浅いアシスンタントにとって、仕事でのミスはなるべく避けたいもの。しかし、どんなに気をつけていても誰だって失敗するんです!
今回は、「仕事でミスするのが怖い…」と思っている新人美容師のみなさんを応援するべく、現役スタイリストである先輩たちの大失敗エピソードをご紹介。丸坊主に、人生初の土下座、家で嗚咽するぐらい泣くなどなど…。大胆にやらかした失敗にはなぜか勇気付けられる? 憧れの先輩も意外と失敗しているみたいですよ!
お客さまと一緒にリラックスしすぎて…Aさん【スタイリスト歴4年女性】
お客さまにリラックスしていただくためのヘッドスパ。
当時働いていたサロンは、シャンプーブースが個室でした。お客さまとマンツーマンの個室でヘッドスパをしながらまさかの爆睡! お客さまには気づかれなかったのですが「戻りが遅いな」と見にきたスタッフに思いきりゆすられて起きました。そしてその後強制帰宅。恥ずかしくて家で嗚咽するくらい泣きました。
3度目の正直でまさかの…Bさん【スタイリスト歴7年男性】
まだシャンプーしかできなかったアシスタントの頃。
あまりの営業の忙しさに目の前のお客さまに「あれ? この人シャンプーしたっけ?」となり、3回もシャンプーしてしまいました…。正直、自分では気づくことができず、様子を見にきた先輩のメモ書きで気づきました。幸いなことにお客さまは眠られていたので指摘をされることはなかったです。
先輩美容師の命を置き去りに…Cさん【スタイリスト歴7年男性】
静岡のカットセミナーの講師をつとめる先輩に同行したとき。
先輩のハサミを新幹線に忘れるという大失態! その後、講習先のディーラーさまにお願いして替えのハサミを用意していただきました。新幹線に忘れてしまったハサミはすぐに鉄道会社に連絡し、無事にお店に送り届けていただきました。
やらかして人生初の土下座…Dさん【スタイリスト歴7年女性】
20代前半でサロンの材料発注を担当していた頃。
カラーリストの先輩に「明日は●●さま(某女優)がいらっしゃるから△△を必ず発注しといて」と頼まれたのですが、見事に発注し忘れ…。このとき人生で初の土下座をしました。
非常階段で買い食いしているところに…Eさん【スタイリスト歴5年男性】
最初に勤めていたサロンはチラシ配りがあるお店でした。本来禁止なのですが、どうしてもサボりたくなってデパートの非常用階段で買い食いしているところに社長が! 翌日坊主で謝罪しました。
スマートな仕事のプロのはずが…Fさん【スタイリスト歴8年男性】
「スマートな仕事をするのがプロなんですよ〜」とお客さまにドヤ顔で話しながらカットしていたら…自分の指を切りました。お客さまに気づかれないようすぐに絆創膏を貼りにバックルームへ行きましたが、気づかれていたようで苦笑いされました…。顔から火が出るくらい恥ずかしかったです。
遅刻して謝罪するまではよかった…Gさん【スタイリスト歴3年女性】
まだアシスタントだった頃。
成人式の日はセットのお客さまがたくさんこられるので、準備をするため早朝出勤。しかし、目が覚めたら予約時間になっていました。慌ててサロンに行ったら、すでにスタイリストとお客さまの姿が店内に。「すみません!」と店内に入ったらなぜか爆笑されました。「なんでだろう?」と思って鏡を見たらびっくり! 服を表裏間違えて着ていました…。ものすごく恥ずかしかったです。
国会議員に思い切り怒鳴られた…Hさん【スタイリスト歴5年男性】
天皇陛下の式に出席されるという国会議員の方のヘアセット。
当時の自分の実力不足ですが、自分を指名してくださるお客さまがいる店内で「こんな頭で天皇陛下のところへ行けるわけないでしょ!」と信じられないくらい怒鳴られました。恥ずかしいし、悔しいし、スタイリストとして調子に乗りかけていた自分の鼻を見事にへし折られました。
現役スタイリストの方たちも、大胆な失敗を経験しているよう。しかし、「失敗は成功の母」と言われるように、失敗があるからこそ一流のスタイリストになれるのかもしれません!
もし大失敗してしまったら、このエピソードを思い出し、気持ちを切り替えてみて!
(イラスト/岡安 有希子)