美容師が載りたい雑誌No.1! 「ar」編集長に聞いた、「ar」に掲載されやすいサロン・美容師とは!?
インターネットの普及による出版不況で各雑誌が軒並み販売部数を減らすなか、好調に右肩上がりに販売部数を伸ばしている、2015年9月に創刊20周年を迎える女性誌「ar(アール/主婦と生活社刊)」。毎月12日の発売日には必ず、「arの表紙の○○が可愛すぎる」とTwitterなどのSNS上で話題になり、ar発のキャッチコピー「雌ガール」「おフェロ」も社会現象になるほど!
とくに、毎号組まれるヘア企画は人気が高く、読者はもちろん、撮影に携わる美容師さんやサロンモデルさんたちも「撮影していて一番楽しい」とar愛を熱く語ってくれます。
今回は、そんなノリにノッてるar編集部へお邪魔して、人気の秘密、そして同誌が求める美容師像を編集長・笹沼彩子さんとヘア企画担当編集の村野章子さんに伺ってきました。
わかりやすい「モテ」回帰が好調の秘密
-創刊20周年、おめでとうございます。販売が好調みたいですね。編集長が考える好調の理由は?
笹沼彩子さん(以下笹沼さん)「ありがとうございます。女のコたちは、誰でもおしゃれになりたい、人気者になりたいと思っていると思うんです。でも、『男ウケを意識した“モテ”はもういいよ』って、少し疲れてきてもいて。arの立ち位置としては、『でも、モテたくない人っていないよね』というところ。もちろん、誰にでもモテればいいわけじゃなくて、モテる相手は選ぶべきだと思うんですけど、『モテたい』という女のコの欲求に忠実になった結果が、現在の好調につながっているんだと思います」
-表紙や中ページがおしゃれで可愛いので、発売日には必ず話題になりますし、TVにもar発信の「雌ガール」や「おフェロ」がよく出てきますよね。
笹沼さん「ありがたいですね。表紙効果なのか、電子書籍も好調で、電子書籍の購入者の3割が男性だと言われているんです」