Z世代のスター発掘!デビューからわずか3カ月で、ALBUM銀座店のトップスタイリストに駆け上がった川嶋さんのセルフブランディングとは?
集客はインスタ経由がほとんど
投稿を毎日コツコツと続けたおかげで、お客さまのほとんどがインスタからの集客で、8~9割が女性です。最近はリピーターの方で埋まるようになっていますが、デビューしたころはインスタから来てくださった新規の方がほとんどでした。
ALBUMと言えば、ハイトーンカラーのイメージがあると思うんですけど、私のお客さまのオーダーはほとんどがベージュカラー。最初に配属された原宿店でついたスタイリストの作るベージュに惚れ込んで、それからベージュ一筋です。
インスタでも、ブリーチ1回で作れる中明度のベージュを推しています。
落ち着いた色味のベージュは、学生さんでもバイトで怒られにくかったり、仕事をしている方でも挑戦しやすいので、「真っ白はちょっと……」という方から指名していただくことがすごく多いですね。
通ってくれるお客さまでも少しずつトーンを上げていく方もいますし、ブリーチの入り口としてはすごく良いのかなと思っています。
お客さまには好きな髪形にしてほしいので、スタイルは特に絞っていないのですが、私に髪型も合わせてくれる方が多くて。今は私が髪を伸ばしているので、お客さんも伸ばしている人が多いです。
SNSの見える数字はモチベーションに
自分の中で転機だったと思う時期は3回あって、1回目はコロナの自粛期間です。
その頃はフォロワー数もまだ7千人くらいだったんですが、動画の編集を本当に頑張ったんです。毎日投稿して、家にいる間はずっと携帯を触って、端末が熱くなるまで動画を作っているような生活でした。フォロワー数が1万人を超えたのがその時期です。
そのあとの転機は銀座店に異動してから。今年の年明けに巻き髪のまとめ動画を投稿したら、それがすごくバズって。保存数が3000件くらいで、リーチも12万くらいまでいきました。
その巻き髪動画がバズってから、トップスタイリストになったんですよ。そこでまた気持ちが変わりました。数字がすべてではないですけど、やっぱりこれだけみてもらえてるんだなっていうのはモチベーションに繋がります。
数字が目に見えることでプレッシャーにならないと言えばウソになりますし、もっとがんばらなきゃって自分を追い詰めていた部分もあります。
でも、全員に見てもらうためにやっている訳ではないと気付いて。自分目線で考えた動画を発信して、それが好きだと思ってくれる人のところへ届いて、結果として伸びてくれたらうれしいな、という考えに変わってからは、常に楽しみながら動画を撮っています。