「トレンドは掴むのではなく、つくり出していくもの」AFLOAT宮村浩気さんが伝授するモテ髪のつくり方

僕じゃないヘアデザインをつくれ

 

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-昨年のAFLOAT RUVUAに続き、今秋は、XELHA、AFLOAT D’Lなどオープンが目白押しですが、若手への教育はどのようにしていますか?

 

「とりあえず、いっぱいやってみたら。と言っていますね。そうやって色々やってみることで自分の引き出しが増えていくので、とりあえずは、なんでもいっぱいやってみることが大切かなと思います。あとは、たまに僕の勉強会があるので、その際に、『今の気分はこうだよ』と伝えることもありますね。この間、名古屋のスタッフの研修があったんですよ。スタイルつくって、メイクして。スタイルのつくり方とか、写真の撮り方などをセミナーしてきました。『ドキッとさせろ!』と言いますね。たとえば写真の撮り方でも、トリミングするだけでものすごく印象的になることもあるので、それを実際に見せながら教えています。ただ、それって僕の好みであって、その人は好きじゃないかもしれないんですよね。でも一例ということで、幅を広げる意味で教えています」

 

-スタッフの幅を広げるためのアドバイスは?

 

『僕じゃないものをAFLOATでつくれ』とはよく言っていましたね。僕のマネをしても意味がないので、AFLOATの中でもAFLOATっぽくないものをつくらなくちゃ意味がないと思うんです。

 

-AFLOATの中での共通認識として、「ここだけは守る」という点はありますか?

 

「柔らかいスタイルにすることですね。モテ髪にも色々あると思うので、前髪のないカッコいい系のモテ髪があれば、フルバングの可愛い系のモテ髪もある。ただ、共通しているのは柔らかさなので、そこは外せないと思っています。

 

今ね、スタッフたちでフリーペーパーを作っているんですよ。ある意味AFLOATっぽくない、青文字系のおしゃれなスタイル提案をするフリーペーパーなんですけど、スタッフがつくりたいって言い出して。もう4冊目になるのかな。最初の表紙と巻頭だけは僕もやらせてもらいましたけど、2冊目からはスタッフがすべてやっているので、出たことも全然知らないんですよ(笑)。

 

こういうフリーペーパーを出すことで、AFLOATってモテ髪がだけじゃないよということを伝えていければいいなと思います。

 

この秋もスタッフたちからの発案でオンラインスクールをやるんです。AFLOATの名前を使って、自分のデザインだったり、技術だったりをどんど広めていきたいという想いがあるので、僕は僕で、彼らのためのAFLOATの環境づくりをしていかなきゃと思っています。

 

 

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AFLOAT

CEO/宮村浩気(みやむら ひろき)

2000年4月「女性を必ず綺麗にする」をモットーに、AFLOATをオープン。現在では、直営サロン5店舗、FCサロン19店舗を展開。雑誌やCM、業界誌、ヘアショー、セミナーなど、多岐にわたって活躍。タレントやモデルからの信頼もあつく、公私にわたるヘアメイクを一任されている。

 

(取材・文/QJナビ編集部)

 

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