的確すぎて怖いくらい!? お客さまのココロを掴むタイプ分け接客法! —AFLOAT 秋山那代さん

秋山的分類「美容室にくる7タイプのお客さま」とは?

 


タイプ1:友だち感覚タイプ


すでに信頼関係ができているお客さま。特別な関係だと感じてもらえる接客アクションが大事。例えば、来店時のテンションの高さや、専属のコースター、バースデープレゼントなど。響くセリフは「わたしも使っているんですけれどオススメですよ♥」など美容師の視点や実感を込めてお伝えすること。


タイプ2:迷える子羊タイプ


美容師からの積極的な提案を求めているお客さま。来店回数が少ないお客さまに多く、美容師慣れしていないことからも「友だち感覚タイプ」に寄せていきたいタイプ。接客は「あなたのための」感の演出が心を許してくれるポイント。ヘアスタイルや店販は複数案を提示し、その中から「○○さんならコレです!」と明言するのが◎。プロとしての幅を見せて信頼してもらうのがねらい。


タイプ3:優柔不断タイプ


美容への関心は高く知っている情報量は多いが、自分に合うものを決めきれないタイプのお客さま。美容師側が言い切って、決め手を示してあげるのがポイント。たくさんの案があると迷ってしまうので、提案は2つまで。響くセリフは「AとBはそれぞれここがいいけれど、○○さんならBがぴったりだと思います!」。


タイプ4:美意識が低めタイプ


簡単に、でも綺麗になりたい!というズボラ女子。面倒くさいことはできないという気持ちへの、「共感」から入るのがポイント。「特別なことをしなくても簡単なケアでかわいくなれますよ」の決めセリフがあれば、ヘアスタイル提案も店販購入も心をつかめる可能性が高い。


タイプ5:美意識高いタイプ


美のために努力を惜しまない、知識も豊富なお客さま。美容に関する話題は、教えてくださいというスタンスで接しつつ、美容師としての知識も時々披露して、「このサロン・美容師にきているステータス」を感じてもらうのがポイント。響くセリフは、「今話題の○○」。知っていても、知らなくても、興味を示してくれること間違いなし。


タイプ6:担当スタイリスト信頼タイプ-女性アシスタントも仲良くなれる系


担当のスタイリストに大きな信頼を寄せているお客さま。スタイリストがスタッフや業界からも信頼が高いことをお伝えすることで、より満足度が増します。お客さまと同じ目線でスタイリストを立てる会話をすると、アシスタントにも親近感を感じていただけます。スタイリストへの信頼度が高いので、店販はおすすめを1つに絞り、「ちょうど今使っているものですよ!」が、響くセリフ。


タイプ7:担当スタイリスト信頼タイプ-スタイリストが一番系


スタイリスト一筋のお客さまなので、特に男性スタイリストについている場合、女性アシスタントは親しくなりにくいタイプ。一定の距離感を保ち、立ち入りすぎないのがポイント。店販も購入はスタイリストからになるので、紹介までにとどめるのが◎。「ちょうど今つかっているものです」とお伝えして、さりげなく鏡前に置いておくくらいに。

 


「いくつになってもお客さまはずっと女子。美容師として要望に応えていくためには、年齢で接客を変えるよりも、タイプによって変えるほうが、お客さまの心を打てる気がします」と秋山さん。たしかに秋山さんのタイプ分けは、年齢関係なく、お客さまが美容師に何を求めているかにフォーカスし、要望を聞きだせるようにしています。接客が苦手という人は、こちらのタイプ分けを参考に、それぞれのお客さまが、何を求めていて、何をしたら喜んでくれるかを考えてみてはいかがでしょう?

 

プロフィール
AFLOAT
スタイリスト/秋山 那代(あきやま ともよ)

1992年生まれ。茨城県出身。東京ヘアビューティ専門学校卒業後、『AFLOAT f』に入社。銀座『AFLOAT JAPAN』を経て、渋谷『AFLOAT JAPAN』のオープニングスタッフに。スタイリストデビュー後の店販比率は毎月3割〜4割。現在、大人女子向けのヘアスタイル提案に力を入れている。

 

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