的確すぎて怖いくらい!? お客さまのココロを掴むタイプ分け接客法! —AFLOAT 秋山那代さん
アシスタント期間に接客のベースを作れば、デビュー後もスムーズに!
-お客さま1人ひとりに合わせて自分のキャラクターを変えるのって大変そうですけれど。
アシスタントの頃に無意識にやっていたことがベースになっているので、大変だと感じたことはないですね。それにお客さまとの信頼関係が強まるにつれて、少しずつ私が得意な「友だち感覚タイプ」に近づくことも多いです。ひとつ難点があるとしたら、タイプの違うお客さまが近い席に並んでしまうと、気になって自分がやりにくくなってしまうことくらい(笑)。予約表をチェックして、お客さまがいらっしゃる前に座っていただく席を決めるようにしています。
-お客さまをタイプ分けして接客を始めたのはいつから?
はじめたのはアシスタントの頃です。最初は無意識でやっていたのですが、サロン内で店販キャンペーンがあったときに、改めて自分の接客を見直して「あ、わたしはお客さまをタイプで分けているな」って気がついたんです。当時ついていたスタイリストには、年齢層も含め幅広いタイプのお客さまがいらっしゃったのですが、すべての人に同じような接客の仕方をしていたら、嫌がられたり、失客につながる可能性が高かった、というのがこういう接客をするようになったきっかけだったと思います。
-では接客はもともと得意で……?
いえ、すごく苦手でした。そもそも自分が接客されるのが苦手だったので、どうしたら喜んでもらえるか、わからなかったんですよね。でもこうやってタイプに分けて、それぞれのお客さまに寄り添いながら響くワードをつくっておくと、何をどう伝えたらいいのか見当をつけやすくなって、すごく接客しやすくなりました。またアシスタントの期間に接客のベースをつくっておけたので、スタイリストになり、自分とお客さまとの関係性が変わっても、スムーズに関係づくりができているように思います。
-アシスタントの頃に見出したことが、デビュー後も役に立っているのですね。
はい。スタイリストになってから接客について悩まなかったのは、私にとって本当によかったことです。今、タイプ分けの他に心がけているのは、ポイントを押さえてお声がけをすること。スタイリストになるとお客さまと接する時間が限られてくるので、短い時間で効果的にお客さまの心を掴みたいと思っています。特に大切にしているのは、仕上げのブロー。ここは絶対に自分で担当して、次回提案や店販提案など、勝負の時間にしています。
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