【髪質改善・後編】Adele川端ダニエル康平×nex宮本栄一出演。セラックの艶感、深い色味を出すカラーリング術、髪質改善トリートメント全工程
キューティクルに着目してカラー塗布
酸熱をした後でムラになっちゃうという声も多いんですけど、それは収斂してキューティクルが閉じてしまっているので染料が入らないから。カラーリングも同じで、特に硬毛な毛ではキューティクルの開き具合にムラがあるんです。たとえ塗りムラがなくても、キューティクルの開き具合のムラが、色ムラとして出ます。だから僕は収斂された後の施術の場合は、20分後くらいで、色をのせています。時間がない時にはシャンプー台で揉みこんだりもしますね。
宮本:ダニエルさんのオンラインサロンでは、二重の乳化を発信されていますよね。実際、どうやっているんだろうと思っていました。さっきと全く同じカラーレシピなんですか?
ダニエル:はい、全く同じです。
宮本:今、シャンプーして流したところですけど、ここからが髪質改善ですよね!(笑)
ダニエル:はい。まずフレイヤ1をつけます。キトサンで髪の保水と保湿を行います。カラーをつけた状態でもいいのですが、僕は流した後の方が浸透率がよく感じたので。そして一度流します。
これからトリートメントですが、まずセラック。ただセラックはアニオンが強いので、この後につけるカチオン系ポリマーがめちゃめちゃ吸着するんですよね。それで思っている以上に重くなってしまう可能性があるので、毛先には薄付けくらいかな。根元、中間にはしっかりつけます。
宮本:セラックの艶っていいですよね。
ダニエル:めっちゃいいですよね。僕、全商材の中でセラックが一番好きかもしれない。
宮本:疏水物をどれだけ感覚値として扱っていけるかが大事なので。セラックの分量、使い方、使っているもの、そこを間違えると本当にギシギシなだけの髪になってしまうので。今回それをこうやって動画で見れるってヤバいですよね。
ダニエル:ダメージホールという空洞ができてしまうんですけど、その空洞をセラックで埋めていく作業を行っています。あとコーミングが大事です。セラックと酸縮合を振ります。すると固形物ができるんです。これが髪のボイドを埋めてくれてハリコシを出してくれるというわけです。
宮本:この後のシャンプーは普通のシャンプー剤ですか?
ダニエル:ちょっと活性剤が強いものを使います。なるべく髪をアニオンに振って、カチオンポリマーとコンプレックスを起こしたいので。
- プロフィール
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川端 康平 かわばた こうへい
髪質改善専門サロン『Adele(アデル)』代表
1992年生まれ。都内有名店を経てフリーランスになり、髪質改善専門サロン『Adele』を立ち上げる。髪質改善とカラーで注目を集め、コンサルティング事業の売上は年間2000万、Instagram運用noteは月間1300万を達成。さらに今年10月から髪質改善オンラインサロン「神風」をスタートさせ、現在の会員数は約400名。
Instagram:daniel_kouhei
- プロフィール
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宮本栄一 みやもとえいいち
nex 薬剤スペシャリスト
1994年生まれ。都内有名店で経験を積み、縮毛矯正や髪質改善の高度な技術を強みにセミナー講師として活躍。その後、『nex the salon』に参加。1300名の会員数を誇る美容師向けオンラインサロン「nexアカデミー」で縮毛矯正を担当。手厚い指導に高い支持を得ている。
Instagram:eiichi_st
【まとめ】
普段、何げなく使っている水ですが、水のpH値までを考えてサロンワークをしているとは!? ダニエルさんの豊富な経験から導き出されたアルカリ水の使い方、カラー剤のドライ塗布、カラーレシピの設計、オキシの配合など、新しい視点がたくさん盛り込まれていました。またキューティクルが開いたタイミングで効率良くカラー剤を作用させるテクニックは、ダニエルカラーの秘密を垣間見た瞬間でした。髪質改善に精通する宮本さんのナビゲートで、何度も繰り返し見てしまうほど、楽しく興味深く学べる動画に仕上がりました。
(文/QJナビDAILY編集部 動画制作/トカジショウタ)