2021年のトレンドパーマはこれ! 人気美容師6人が予想する「バズるパーマデザイン」とは?
強めのリッジ感で遊び心をプラスした「毛先だけパーマ」−Door エノキモトジュンさん
◆◆◆デザインのポイント◆◆◆
バングは毛先ワンカール程度のパーマで柔らかい丸みと動きを作り、全体の毛先にはややリッジ感の強いカールをかけることで遊びをプラスさせたスタイルです。また、顔周りにたっぷりと入れたレイヤーにパーマをかけることで大きなうねりを作り、フワっとしたボリュームを出しています。一つに結んだだけでも動きとボリュームが出て、簡単なアレンジでもかわいいが作れますよ。
スタイリングは、ミスト状のハリコシを出すスプレーをした後、少量のワックスを揉み込むことで、ドライで柔らかい質感になります。毛先だけでなく前髪から顔周りの髪をつまんだり、クシャっとさせたりするとよりハネ感やボリューム感がUP。個性的な印象を作り出すことができますし、小顔効果もあります。
◆◆◆デザインレシピ◆◆◆
<カット>
鎖骨下のワンレングスをベースにカットし、前髪はオン眉でラウンド状にカットする。
<パーマ>
アンダー:18mmで2回転の毛先から平巻き
オーバー:20〜22mmで3回転の毛先から中間巻き
前髪:16〜18mmで1回転〜1回転半の毛先から平巻き
※ホットパーマを使用
◆◆◆2021年のパーマヒット予想◆◆◆
毛先を中心にパーマをかけた「毛先だけパーマ」と、その逆のスタイルである「リッジ感強めのウェーブ」が2大トレンドになると予想します。昨今の事情から2020年の美容業界では「マスクに合うヘアスタイル」がトレンドワードになっていましたが、2021年も引き続きトレンドになってくると思うので、マスクをしていても華やかさのあるスタイルのニーズが高まるのではないでしょうか。
今回ご紹介した「毛先だけパーマ」は毛先にパーマをかけることで全体が柔らかい印象になり、華やかさが出るスタイル。また、前髪や顔周り、毛先を中心にパーマをかけることで丸みやハネ感が出て、より女性らしさを演出でき、小顔効果や優しい雰囲気が出るなどのメリットがあります。ナチュラルなテイストなので、服装の好みや髪色にとらわれずどんな方でも取り入れやすいのではないでしょうか。
「リッジ感のあるパーマ」はボリュームが出るので、小顔効果があり、個性的な印象になるスタイルです。また、毛先にカールとウェーブがしっかりと残るため、幅広いアレンジに対応できるのもうれしいポイント。こちらはより感度の高いおしゃれ上級者向けで、個性を楽しみたい方、モードファッションと組み合わせたい方におすすめです。
プロフィール
Door
代表/エノキモトジュン
1977年生まれ熊本県出身。1997年大村美容専門学校卒業。都内一店舗を経て2009年、東京・代官山に「パーマ&ケア」をコンセプトとしたサロン『Door』を始動させる。サロンワークを中心に一般誌・業界誌撮影・講習・セミナー活動を行う。老若男女問わず幅広い層のお客さまから支持され、ナチュラルからエッジの効いたスタイルまで幅広く提案している。
>Elin守屋恵理さんが2021年のヒットを予測するパーマデザインとは?