「髪で人生変えられるって本当?」 その疑問に答えるべく、大変身させてみた
変身理由から、北田さんのカウンセリング術
6月某日。
GARDEN omotesandoに、杉浦さんがご来店。
杉浦「おしゃれな場所におしゃれなサロン…。いつも絶対こないから怖いし緊張します…」
あまり表参道には縁がないとのことで、少し笑顔も引きつりがち。
そして現在の杉浦さんのヘアはこちら。
3か月前にかけたキツ目のパーマとカラーが未だに残っていて、さらに髪の量も多く、くせも強いため、梅雨時期には髪の毛がボサボサになってしまうとのこと。サロンに行くのは多くて1年に3回、1年に1回しか行かないのだとか。
髪の毛のコンディションとしては、美容師泣かせ。そんな彼女をどのように変身させていくのでしょうか。
早速カウンセリングに入ります。
北田「まず、なんで今のヘアスタイルにしようと思ったの?」
杉浦「ごにょごにょ…」
北田「え?」
杉浦「…むしゃくしゃしてやりました…」
北田「……。えーっと、今回はどうしてこの企画のモデルを受けたの?」
杉浦「私、職業が声優なんですが、まだみんなが知っているような作品やキャラに出演できていなくて。人気の作品はオーディションを受けに行くんですけど、オーディションを前にヘアスタイルを変えて少しでも自分を前向きにできればと思ったんです」
北田「なるほど! やりたくない髪型ってあるかな?」
杉浦「声優だけではまだ食べていけないので、コンビニでアルバイトをしているから明るすぎるカラーはNGです。それ以外だったら何でも大丈夫です」
北田「他に希望することはある?」
杉浦「頭が大きく見えるので、頭を小さく見せたいです」
北田「OKです。そうしたら早速シャンプーしちゃいましょう」
★北田’sポイント
『お客さまからカウンセリングをするときは、とにかく「それで、それで? なんで?」と聞きます。何で悩んでいるのか、どのくらい切りたいのかを最初のカウンセリングで聞いて、すぐにシャンプーに入ってもらいます。
特に女性のお客さまはシャンプーの後気分がすっきりしたり、他のお客さまを見るせいか最初と意見が変わったりするので、シャンプーをしてから本格的にカウンセリングをすることが多いです。雑誌とかを見ながら「こうしよう、ああしよう」ってコミュニケーションを取ると意見の相違がなくなります』