元美容師がIT企業のCOO(取締役)に!美容師経験を100%活かせるLiME株式会社の魅力とは

革新的な美容師のカルテ管理アプリ『LiME(ライム)』や、美容師紹介アプリ『STEKiNA(ステキナ)』のシステム開発・運用などを手掛けるLiME株式会社。サロンワークの現場を知る美容師が立ち上げたIT企業だけに、製品の使いやすさはお墨付きで利用店舗は年々拡大しています。LiME株式会社で働くメンバーの多くは、元美容師や現役美容師。昨年5月、COOに抜擢された木村千尋(きむらちひろ)さんも、その一人。週1のアルバイトから参加し、現在はママをしながら会社の取締役として事業を牽引されています。美容師の新しいセカンドキャリアとしての可能性を秘めるLiMEでの働き方とは、いったいどのようなスタイルなのでしょうか。木村さんご自身のこれまでのキャリアと共に、お話を伺いました。美容師経験を活かしながら、キャリアチェンジを検討している美容師さん必見です!

 


 

産後に週1ゆるバイトからスタート

 

 

—木村さんは最初に都内のブランドサロンに入社されて、そこで5年間働かれたそうですね。

 

そうなんです。代表の専属アシスタントとして3年ほど付いていた時期も含め、目が回るような忙しい日々で充実していました。でもデビュー目前に体調を崩して入院することに。そのときに改めてキャリアについて見つめ直して。ちょっと頑張りすぎてしまったので、一旦お休みしようかなと思い、退社したあとはブライダルのヘアメイクや着付けの仕事を3年ほどフリーで請け負っていました。

 

—そのあとに結婚、出産という転機があったんですね。

 

はい。産後はしばらく育児に専念していたんですが、数ヵ月経って子供を保育園に入れることができたので、また仕事を再開しようと。そしたらLiMEで働いていた昔の同期から「仕事が忙しいから手伝ってほしい」と連絡をもらったんです。オフィス業務など経験がないですし、パソコンのタイピングもできなかったので、私にできるの?と思いながらも(笑)、顧客のチャットサポートのバイトを週1で始めました。当時のLiMEはメンバーがまだ10人以下だったので、とにかく手が足りないという状態だったんです。

 

 

—週1のバイトから、どのようにキャリアを形成されたんでしょうか?

 

最初は「友達に会いに行くのが楽しい」みたいな感覚で働いていたんですけど(笑)。1年経った頃からLiMEに興味をもったお店からの問い合わせがかなり増えてきて、そのタイミングでセールス部署を本格的に立ち上げる話が出たんですね。それに手を挙げたんです。というのも、私は美容師だったので対面のコミュニケーションの方が得意でしたし、パソコンに向かう仕事よりは向いているんじゃないかなって。そこから勤務日数を週3に増やしました。

 

—セールスというのは、新規営業をされたんでしょうか?

 

いえいえ、うちは資料を請求してくれた方への電話フォローからの営業なんですよ。当初はまだ時短勤務でしたので、お問い合わせをしてくださったお客さまに弊社まで来ていただき、会議室で商談をしていました。今はフルリモートなんですけどね。この仕事が自分に向いているという感覚は、始めからありましたね。というか、美容師であればセールスはできると思うんですよ。普段からお客さまにカウンセリングをするじゃないですか。お客さまの「こうなりたい」という気持ちをヒアリングして、「であれば、こういうのはどうですか?」と提案し、「こんな感じで使うといいですよ」とフォローしていく。その一連の流れが同じなんです。

 

カルテ管理ネット予約からPOSレジ、会計管理まで一気通貫での一元化管理ができるLiME。カルテの共有や外部サイトとの連携も可能。

 

—なるほど、美容師さんのカウンセリング能力がセールスに活きるんですね。

 

すごくそれは感じます。私は人と話すことも好きなので楽しかったですし、18時の保育園のお迎えまで8件のアポを取って1日中商談していたこともありました。朝からずっと人と話しているのでメンバーから心配されたこともありましたけど、全く問題なくて。アシスタント時代に猛烈に働いていたので、それに比べたら全然ラクでしたし(笑)。初めて地方のサロンさんを担当したときには、うちの製品を使って絶対に成功してほしいという気持ちが強かったので、現地で使い方を直接説明したくて日帰り出張もしました。夕方子供を寝かしつけてから新幹線に乗り、最終の新幹線で帰ったんですけど、そのお店は嬉しいことに今も継続して利用していただいているんですよ。

 

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