わずか月1万円で、美容師の独立資金は貯められる！？
早く準備すれば、月1万円で独立できる
では仮に35歳で独立する場合、どんなペースなら無理なく資金が貯まるのか考えてみましょう。まず、アシスタント期間の3年間で頑張って月5000円貯金したとすると、18万円貯まります。
スタイリストになってから、のこりの12年間で132万円を貯めるとなると、月1万円あれば大丈夫。収入が多かった月は、貯金額も増やせば、もっと早く貯めることもできますよね。月1万円からで独立資金を貯められると思えば、できそうではありませんか? もっともこれは早くから準備を始めていた場合の話ですが…。
貯金目標額が高いときは、細かく目標を設定して、ゴールに着実に近づいている実感を得ることが大事です。そして、「月収の2割は残す」など、ルールをつくること。結婚やマイホーム、教育や老後の備えなど、「避けられない出費」はたくさんあるので、独立資金以外にも貯蓄や保険などの備えをしておくべき。
独立後も経営が順調なら、「もっとお店を大きくしたい」「社員を増やしたい」など夢は大きくなるはず。そこでもやはりお金が必要になるので、「豊かな美容師人生」を歩むなら、早くから「貯まる体質」づくりをすることが肝心なんです。
【まとめ】
- 1.成り行き任せで独立できる人はごく僅か。確実に夢を叶えるためには、早くからの準備が欠かせないでしょう。「貯まる体質」づくりは、今すぐにはじめるべき。「ま だアシスタントだから」というのは言い訳です。
次回は、独立以外の結婚やマイホーム、教育や老後のマネープランについて紹介します。お楽しみに！
- プロフィール
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ファイナンシャルプランナー
肥後 知歩 （ひご ちほ）
大学卒業後、某自動車メーカーのショールームにて勤務。お客さまへのプレゼンテーションや後輩指導などを通じて「人に伝えること」の喜びを知る。その後ホテルに転職し「おもてなし」を学び、現在は、ファイナンシャルアカデミーの「お金の教養講座」等の講師として幅広く活動中。モットーは「『お金の知性』の大切さをわかりやすくお伝えすること」。
（文／外山 武史）
