インボイス制度スタートから約半年。登録した? どう感じる? 美容師の対応の実情をレポート!

 

2023年10月からスタートしたインボイス制度。インボイス発行事業者となった場合、課税売上高1,000万円以下の個人事業主はこれまで免除されていた消費税の納税義務が発生します。そのため、業務委託やフリーランスの美容師が大きな影響を受けると言われてきました。制度が導入されて約半年が経ち、実際のところ美容師はどのような対応をとり、どう感じているのでしょうか。

 

こちらの記事ではフリーランスの現役の美容師さんを中心にアンケートを実施。現場のリアルな声や、報酬面での変化などをレポート。またインボイス制度に対応するべくさまざまな取り組みを自社で行なっているサロンをご紹介します。

 


 

リアルな声を調査!美容師さんにインボイスについて聞いてみました。

 

調査期間:2024年3月14日〜3月21日

調査方法:自社Web調査

回答者数:50名

 

 

<「登録の予定がある」方の声>

・次の職場に活かせるかもしれないと思って登録予定

・転職後、登録しないと働けないので。

 

<「登録の予定はない」方の声>

・今のところ、所属サロンに求められていない。

・よくわからないから。

・現状で満足しているため。

 

<「わからない」方の声>

・登録しなくてもさほど影響がないから。

・この先情勢が変わる可能性があるから。また、軽減措置期間は急いで登録しないつもり。

・制度が安定したら考える

・今のところ登録の必要性を感じていない。

 

 

<報酬は変わらない方の声>

・インボイス未登録で、それをサロン側も容認してくれているので現状維持です。

・今後どうなるかわかりませんが、今のところ変わっていません。(インボイス未登録)

・インボイス登録で支払いが増えた税金に関してはサロン側が負担してくれているため。

 

<報酬が減った方の声>

・報酬から数%引かれるようになった。今後はインボイス登録するか、天引きのパーセンテージが上がるかのどちらかと言われている。

・売上高は変わらないが、インボイス登録をしたので消費税分を支払うことになり減りました。

 

 

<所属サロンを変更した方の声>

・業務委託でしたが、このまま働いていくことが怖くなり、パートとして転職をしました。

 

<所属サロンを変更していない方の声>

・インボイス登録したので報酬が減りはしたものの、それでも他店よりは稼げていると思うので。

・サロン側がクーポンや値段の見直しをしてくれたため、顧客単価が上がった。

 

 

<まとめ>

現状では、インボイス発行事業登録をしていない方は回答者の半数以上。また、今後登録するかどうかもまだまだ様子見の状態である方が多いようです。その理由として、今は必要性を感じていないこと、制度がスタートしたばかりで今後の見通しが不透明だという意見が多く見受けられました。先行きの不安さから転職を決意したという声も。

一方で、インボイス登録した美容師さんの中にはサロン側の対応のおかげで報酬が登録前と変わらないという声も上がっていました。登録の有無に関わらず、業務委託やフリーランスを継続していく中で、所属するサロンがインボイスにどう対応しているかは、サロン選びの重要なポイントの一つとなってくることでしょう。

 

ここからは、美容師さんが不利な条件とならないよう、さまざまなインボイス対策をしているサロンをご紹介します。今後サロンを選択する上での参考にしてみてください!

 

◆ミラーボール

https://www.qjnavi.jp/job/tokyo/13102/ba703100600011

 

◆ヘッドライト

https://www.qjnavi.jp/job/tokyo/13112/ba2000270800005

 

◆アネモネ

https://www.qjnavi.jp/job/tokyo/13102/ba2000627200011

 

◆lowp

https://www.qjnavi.jp/job/kanagawa/14109/ba2001320000001

 

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