原宿で店舗を出すのに、いくら必要?美容師の独立資金を計算したら1,577万円だった!
スタッフルーム図面イラスト
<スタッフルーム備品費用>
ソファ:3万円
時計:5,000円
机:1万5,000円
冷蔵庫:1万円
ゴミ箱(2個):3,000円
ハンガーラック:1万円
ハンガー(10本セット):1,000円
棚:5,000円
掃除機:1万円
スタッフ用コップ(6個):1,500円
脚立:5,000円
収納ボックス:3,000円
小計:9万8,500円
オーナーのコメント
最初スタッフルームの備品は必要最小限しか揃えず、簡素でした。生活用品や消耗品はアスクルを利用すればすぐに揃うのであまり深く考える必要もありません。家から私物を持ってきて、それをそのまま使っていたりもします。
受付イラスト
<受付内費用>
レジ:もらいもの
ボールペン:1,000円
メモ帳:400円
ファイル:2,500円
ハサミ:100円
ホチキス:100円
定規:100円
電話:1万円
PC :15万円
他、備品類:2万
小計:18万4,200円
オーナーのコメント
コンピューター上で予約管理、会計管理などができるPOSレジを導入する場合、プラス100万円ほどかかってしまうでしょう。
受付カウンターは、自分のお店ではオリジナル商品などを販売することを考えていたので、受付カウンターをディスプレイラックとして利用できるものにしました。
その他フロア用品、店内備品用
人件費(開店一ヶ月間):60万円
補塡用資金:90万円
店舗広告費:50万円
DM印刷費:10万
天井取り付け型スピーカー(オリジナル):20万
待ち合いイス(三脚):4万5,000円
待ち合いデスク:2万円
傘立て:5,000円
予約管理サイト月額費:5,000円
棚:1万5,000円
観葉植物:3万円
クイックルーワイパー:2,000円
ウェットシート:400円
消臭スプレー:400円
芳香剤:400円
ハンドソープ:300円
ティッシュ:400円
小計:242万3,900円
全合計金額:1,577万8,800円
オーナーのコメント
高い天井を活かして、音楽が気持ちよく聞こえるようにスピーカーはオリジナルで制作しました。また、棚やイスなどのインテリアをこだわりたくなる気持ちは誰にでもあると思いますが、最初から全てを揃えようとすると費用が重なり予算オーバーになりかねません。
当たり前のことですが、始めは必要なものを明確にした状態で商品を揃え、優先順位をつけながらじょじょにインテリア用品を買い足ししていく方が無難だと思います。
広告費に関しては出稿の仕方で人により費用は大きく異なります。僕の場合、Web媒体の「HOT PEPPER」のみだったため、多額な費用がかかりませんでした。
今回お聞きしたサロンの、開業にかかった費用はトータル1,577万8,800円でした。物件所得費や運転資金、設備工事費は場合によって費用は上下してしまいますが、その他の美容器具や材料費はある程度同じ金額になることが予想できます。
今回の取材で分かった費用削減の一番のポイントは設備工事費。通常、設備工事費は1,000万円を超えてしまうことが多いと言われていますが、知人のツテを使うことで自分の思い通りの内装にするのはもちろん。費用が数百万円と変わることがわかりました。
また、美容器具などは上手に中古品を利用してそろえれば、必要資金をぐっと抑えることができそうですね。
人脈作りに力を入れることで、いずれ独立に役立つときが訪れるかもしれません。独立、開業についていろいろ調べることの他に、知人友人に積極的に相談することも意識してみてはいかがでしょうか。
(取材・文/QJナビ編集部)
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