稼ぎたいならお金を使うべき!? 美LIFEクリエイター、長谷川朋美が美容師に教える 「好きなことで年収を上げる方法」
何かをなくすことは一つのチャンスと捉える
-売れっ子美容師になって年収が上がってきたときの、お金との上手な付き合い方を教えてください。
まず、自ら設定したコンセプトをさらに不動のものにし、自分の価値をより高めるために使うのが一番だと思います。例えば私が投資する先は「旅」なんです。実際に訪れた土地で得たインスピレーションや出会いで自分のブランドが固まってきて、「あの人よく海外に行っている人」という印象が周囲に浸透していった結果、最近では海外が絡む仕事が増えてきています。自分の欲しい仕事や人脈が向こうからくるようになってきた。それはなぜかというと、自分のコンセプトを強めることに投資をしたからなんです。
それからやはりお金を溜めすぎないことですね。お金だけではなく地位でもそうですが、何かを失わないようにしようとすると、周りで起きる新しいことが見えなくなってきて、守りに入ってしまいます。執着をすると自由でなくなり、身動きが取れなくなるのです。そういう意味では、何かを守ろうと執着しないことが大事ですね。どんなことでも去るものを追わないスタンスで、何かをなくすことは一つのチャンスと捉えるのです。
「今後は、変わらず人が楽しめることを仕掛けていくとともに、自らを自らで幸せにできる人を増やしていきたい」と語る長谷川さん。みなさんもまずは長谷川さんのアドバイスを参考に、自分を幸せにする働き方を模索してみてはいかがでしょうか。気がついたら年収も上がっているかもしれませんよ。
- プロフィール
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美LIFEクリエイター/株式会社ルミエール代表
長谷川朋美(はせがわ ともみ)
1981年生まれ。高校中退後、一人で上京、SHIBUYA109のカリスマ店員に。22歳で起業し、8年間でのべ6店舗のトータルビューティーサロンを経営する。現在、東京・青山を中心に国内外にクライアントを持ち、美容・健康・ライフスタイル・メンタル・ビジネスなど、さまざまな内容のセミナー・講演活動を行なう。「オーガニックなライフスタイル」をテーマとしたオンラインショップ「LUMIERE SELECTION」と、そのリアルショップを表参道にて運営のほか、商品・イベントのプロデュース・コンサルティングも多く手がけている。
(取材/文・阿部夕華)