20代にがんばったからこそ、30代の今が楽しい!−kilico.佐藤麻衣子さんの好きを形にする生き方−
30代になって改めて気づくこと、新しく発見すること
子どもが生まれる前までは、常に何かインプットしなければという気持ちがあって、休みの日には本屋さんをチェックし、映画を見に行くなど、ファッションや文化を吸収するようにしていましたが、今は自分の時間をなかなかつくれません。
で先日、久々に本屋さんに行っていろいろな雑誌や写真集を見て、たった1時間ほどだったのですが、それが予想以上にすごく楽しくて! 改めて、自分はこういうことが好きなのだなと再確認しました。以前は「やらなきゃ」と半分義務のようにやっていた部分もありましたが、一旦離れて戻ってきてみると、こんなに楽しいことだったんだ、と感じられて新鮮でしたね。
年を重ねると、見た目的にマイナスだなとか、いろいろがんばらなきゃという思いはありますが、昔の自分より、今の自分のほうが好きです。思い返せば、20代のころは葛藤してばかりだったけれど、30代になるといろいろ吹っ切れて、結構居心地がいい感じです。
今の働き方を気に入っているし、それが実現できたのは20代にがんばったからだとも思っています。そのときどきで、やるべきことがあるんだなと。子育ても楽しいですよ、子どもは毎日変化していくし、感動の連続。子ども服には、大人じゃこんなデザイン絶対ない、という斬新なものもあって、それも発見。創作意欲が刺激されますね(笑)。
♦♦♦応援メッセージ♦♦♦
20代は迷ったり、ブレたり、別のことをやりたいと思ったり…いろいろな感情が交差するけれど、美容の仕事が本当に好きで続けていれば、後々結果は必ず付いてくると思います。
たとえ今はつらくても、仕事が楽しくなる時期が絶対にくると思うので、がんばってほしいですね。仕事が嫌いになりそうになったら、ちょっと休んでみると楽しめることもあるかもしれません。とにかく美容を好きでい続けることが大事じゃないかなと思います。
- プロフィール
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kilico.
スタイリスト
佐藤麻衣子(さとうまいこ)
北海道出身。北海道理容美容専門学校卒業。神奈川県内の美容室に3年間勤務後、kilico.に入社。入社6年目から3年間、店長を務める。2017年9月より2018年4月まで産休取得。アンニュイからエッジを効かせたモードまで多岐にわたるスタイルを提案。サロンワークを中心に、雑誌や広告のヘアメイクとしても活躍中。
(取材・文/揚石圭子 撮影/菊池 麻美)