学芸大学前から発信 「siika」サトーマリさんのクリエイティブの育て方
納得できるまで努力すれば、必ず認めてくれる人がいる
自分がアシスタントのころは、上の人から何か注意を受けたら、納得できるまでとことん話し合うようにしていました。人間同士の対話、という意味ではアシスタントもスタイリストも対等(フェア)であるべきだと思うんです。わからないことがあったら聞くべきだし、納得がいかなかったら自分の意見を伝えてもいいと思う。上の立場になった今でもその気持ちは変わりません。
本当に頑張っていたら必ず見てくれている人はいるはずで、困ったときや、何かやりたいことできたときにはバックアップしてくれるでしょう。まわりの人が動いてくれないなら、まだ頑張りが足りない証拠。まわりに認めてもらえるよう、もっともっと努力をしなければならないのだと思います。
♦♦♦ 応援メッセージ♦♦♦
サロンに勤めている立場でも、アシスタントでも、「こうしたい」と思うことがあれば、伝えてみてもいいと思います。意見が通るかどうかはわかりませんが、言いたいことは言うべきです。たとえそのときは意見が受け入れられないとしても腐らず、自分を信じてやり続ける “しつこさ”を持ってほしいですね。最後に勝つのは、粘り強く行動を重ねた人だと思います。
- プロフィール
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siika(シーカ)
サトーマリ
茨城県出身。専門学校卒業後、ウルトラシーに入社。2014年JHA newcomer of the year(新人賞)ノミネート。2015年に退職後、2016年に夫の加藤龍矢さん(代表)とともに「siika」(東京・学芸大学前)を立ち上げる。サロンワークを中心に、ファッション誌、一般誌、業界誌などの撮影でも活躍。
(取材・文/揚石圭子 撮影/泉山美代子)
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