生後3カ月の赤ちゃんと一緒にサロンワークを楽しむ!

 

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代々木公園にほど近いところにある地肌と髪に優しい美容室「Hair Splash」。その店長を務めるtomoneさんは、現在育児の真っ最中。首が座ったばかりのお子さんを連れてサロンワークをしています。なぜそんなことができるのか、これまでの経緯を踏まえて教えてもらいました。

 


 

通学路にあったサロンにふらっと就職!?

 

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自宅から専門学校に行く途中に、毎日必ず「Hair Splash」の横を通っていました。「いい雰囲気。働くならこんなお店がいいな」と思って中を覗いていたんです。とくに素敵だと思ったのは、営業後にスタッフがお店を閉めてから、一緒に帰っているところ。私もその一員になりたくて、就職活動中に面接を申し込みました。とくに新卒を募集しているわけでもなかったので、オーナーは「どこでウチの求人を見たんですか?」って驚いていましたが、「毎日覗いていたんです」という話をすると喜んでくれました。

 

入社後もイメージ通り仲のいいサロンで、アシスタント時代は先輩方に支えられながら独り立ちを目指しました。ただ、スタイリストになってからは順調とは言えませんでしたね。お客さまの数をなかなか増やすことができず、技術をやり直したり、カウンセリングを頑張ってみたり、いろいろ工夫しましたがうまくいかなくて。あれほど好きで入ったサロンなのに、「辞めたい…」と思ったこともありました。

 

転機になったのは、休日にしていたお子さん向けのボランティアカット。じっとしていられないお子さんの髪の毛を切ることで、仕事が速くなりましたし、お子さんのあやし方を覚えることができました。お母さんと打ち解けて、そのまま自分のお客さまになってくださることもありました。次第に家族で切りに来てくださるお客さまも増え、美容師としてやっていく自信ができたのです。

 

「子連れ出勤なんて無理」って言われていましたが…

 

写真3さしかえ

 

 

仕事が順調に回るようになり、大好きなサロンで、大好きな美容師の仕事を続けたいという気持ちが、より膨らんできました。だから、結婚しても子供を産んでも働き続けたいという希望を、具体的な話がないころからオーナーやスタッフに伝えていたんです。そうしたら、すんなりと「いいよ」と応援してくれまして。なので迷わず、結婚、出産へと進むことができました。

 

なるべく早く復帰したいので、子連れ出勤するつもりでしたが、周囲からは「そんなの無理じゃない?」といわれていました。でも、やってみなければわからないと思って、子供の首が座ってから保育園に預けるまではできる範囲で子連れ出勤することを決意。実際、今も週何日かは、午前中限定で娘を連れてサロンワークしています。

 

出勤する日の朝は、娘の眠気を、カットする時間の直前に持ってくるのがコツ。朝、家事をするときは、ベビーカーに載せておくと寝てしまうので、抱っこひもで抱っこしたり、おんぶしたりしてやっています。そして出勤後、施術する前にベビーカーに載せるんです。すると、ぐっすり眠ってくれます。ちなみに、社員旅行で日光東照宮に行ったときも一緒に連れて行ったんですよ。そのくらい、私と娘の存在を、サロンが受け入れてくれているんです。

 

>安心してウチの子も連れていける

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