私がPEEK-A-BOOの初代ママ美容師になれたワケ
小1の壁など先々のことを考えて下調べしていました
PEEK-A-BOO初の産休・育休取得者になり、今は子供が二人います。長女は小学生ですが、いわゆる「小1の壁」にもぶつかることなく、仕事と育児の両立もできていますね。
地域によっては、学童保育に入れなかったり、入れたとしても預かる時間が短かったりするようですが、長女の小学校は全員学童に入ることができるし、平日は19時まで預かってもらうことができます。保育園や小学校は、家からも職場からも自転車で行ける範囲にしようとか、先々のことまで夫婦で話し合って決めました。下調べをしておいたおかげで、今助かっていることはとても多いですね。
出産・育児を経験してきたことは、もちろんサロンワークでも役立っています。妊娠中の辛さとか、出産後に髪の毛が抜けるとか、髪質の変化とか、そういうことを自分も体験してきているので、お客さまのお悩みを理解しやすいんですよね。育児中はオムツ替えなどで下を向くことが多いから、前髪が目にかからない長さにしたり、耳に掛けられるようにしたりするなど、女性ならではの配慮も自然とできるようになります。
育児をしていると、髪を乾かす時間すら惜しいほど忙しい朝もあります。そのことを知っているからこそ、手だけで簡単に髪を乾かして整えられるスタイルを提案したりしているんですよ。出産と育児の経験が、間違いなく今の私の強みの一つになっていますね。
♦♦♦ 応援メッセージ♦♦♦
自分の目標を達成してから産休・育休が理想
お話しした通り、私はトップスタイリストになってから産休・育休に入ると決めていました。そのほうが会社に相談しやすいし、復帰後もお客さまが来てくれるという理由もありますが、目標を達成しないまま職場を離れるのが不本意だったからです。これから結婚・出産を考えている方にも、ぜひ悔いのない仕事をしていただきたいですね。
- プロフィール
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樋口 さやかさん (ひぐち さやか)
新潟県出身。窪田理容美容専門学校卒業。新卒でPEEK-A-BOOに入社。自身の結婚出産の経験を活かし、「手で乾かしただけでおさまるスタイル」を提案するなど、お客さまの生活に寄り添ったヘアデザインを得意とする。現在はオリンピア店でトップスタイリストとして活躍中。旦那さんはPEEK-A-BOOのアートディレクター。年1回は家族旅行に出かけている。
http://www.peek-a-boo.co.jp/
(取材・文/外山 武史 撮影/菊池 麻美)
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