ヘアセットを美容師の“強力なツール”にしたい

一般的にヘアセットは、スポット対応が多いと思います。でも、その1回を大切にして、例えば「骨格を意識してスタイリングすれば、バランスのいい小顔と小頭にできます」とか「華やかな印象にするために、顔まわりのカールをつぶし気味のリバース巻きにしました」とか、セット中に裏付けを説明したら間違いなくお客さまに刺さるんです。

より美しくなりたいという女性は、そういう情報を求めています。だからヘアセット時に、納得のいく説明ができれば、スポットのはずだったお客さまもリピーターに変わるはずです。

おかげさまで、最近では私の取り組みを評価してくださるサロン様が増え、今では月20件くらいのご依頼をいただき、講師として全国のサロンに回っています。一人でも多くのヘアセットを感覚的にやっている方や、苦手意識がある方に知ってほしいと思っています。

私は、日本中の美容師さんのヘアセット技術向上のお手伝いをして、全ての女性をより美しくするための力になりたいのです。ヘアセット理論の「galdy.（GIRL＋LADY＝全ての女性の意）」というネーミングにも、そんな想いを込めています。一人でも多くの女性に、素敵なヘアを届けるために、これからも走り続けたいです。

♦♦♦ 応援メッセージ♦♦♦

リセットする時間を意識的につくる

どんなに仕事が好きでも、あまり入り込みすぎると頭の中から「余裕」が消えてしまいます〈＋よね〉。そうすると、楽しいのに苦しくなってしまう…。そうならないように私はドライブに行ったり、ボーっとしたり、頭をリセットする時間を意識的に作っています。「最近余裕がないな」って時は、ぜひリセットタイムを作ってみてくださいね。

プロフィール

galdy.

大友 和子　（おおとも かずこ）

美容専門学校を卒業後、サロンに勤務し、月間400名のペースでさまざまなヘアセットを提案。都内のヘアメイクアップアーティスト養成スクールのヘアセット講師を経て、TV 番組の収録やブライダルなどの現場で活動した後、独立。現在は、セミナーや美容室でヘアセット技術の臨店講習を行っている。

＞galdy.HP