販売から転身!スタートが遅いのはハンデではなく個性
アクセサリーの販売員として順調にキャリアを重ねていた福石有香(ふくいしゆか)さん。20代後半という決して早くはないタイミングで美容業界に入ったのはなぜでしょうか?その当時の心境と美容師以外の経験がどのように生かされているのかを聞いてみました。
作られたモノを売るより、自分で作る仕事をしてみたい
高校時代から美容師への憧れはあったんですが、事情があって美容専門学校には行けそうもなく…。
それでアクセサリーの販売員として働いていました。デザイナーが作ったアクセサリーをお客さまに提案して、お洒落を楽しんでもらうという意味で充実感はあったのですが、物足りなさを感じることがありまして。
そういう環境にいるうちに、作る側になれば、よりダイレクトにお客さまを変えられるし、仕事の喜びを感じられるんじゃないかと思い、憧れだった美容師を目指すことにしたんです。
専門学校を卒業したときは30歳目前。就職活動時は辛い言葉もいただきました。例えば、「一人前になる前に結婚して辞めちゃうんじゃない?」など。
世間一般でいう適齢期ですから、すぐに辞められたら…とお考えになるオーナーの方も少なくありません。それでも、当たって砕けろの精神で、第一希望のサロンに挑戦したら、なんと内定が出ました。