【表参道ビッグファミリー】サロン経営と4人の子育て。二人三脚で歩む美容師夫婦が選んだ理想のライフスタイルとは。
夫婦経営における大切なパートナーの存在
庄司:夫婦経営というと、よく聞くのが夫婦喧嘩の後はお店の雰囲気が悪くなるみたいな、家も仕事も一緒で大変というイメージがあると思うのですが、私たちの場合は全くそんなことはなく。それは私たちには仲裁役の存在がいるからなんです。
小崎:そう、僕たち夫婦には心強いパートナーがいまして。Cannaの店長なんですけど、かれこれ10年以上の付き合いで、お店を出すと決めたとき、夫婦経営だけど絶対一緒にやりたいと、一番に誘いました!
庄司:家も近くて、ずっと飲み友達だったんですが、今では家族ぐるみのお付き合いです。仕事仲間でもあり、友人でもあるので、私たちのことをよく理解してくれていて。
小崎:お店に関することは何でも3人で話して決めています。いつでもバランスを取ってくれているので、お店にとっても僕たち夫婦にとっても大切な存在なんです。
庄司:それに今、一緒に働いてくれているスタッフは、何年もの付き合いがある子がほとんどです。子供たちも顔なじみで、よく面倒も見てくれます。そういう意味でも、私たちは周りの人たちに本当に恵まれているなと思いますね。
ピンチはチャンス!コロナ禍でのサロンオープン
小崎:独立を決意して、資金集めを始めたのは去年の緊急事態宣言中でした。出店のエリアは表参道と決めていました。自分がずっとやってきたのでお客さまも多いですし、声をかけたスタッフもこの辺りで働いていたので。コロナ禍で心配要素はありましたけど、逆に国の援助や銀行の融資も増えてお金を借りやすい状況だったので、これはチャンスかもと思って、借りられるだけ借りました。
庄司:空き物件も多かったり、家賃が相場よりも下がっていたというのも、コロナ禍での幸運だったのかもしれません。あと自分たちと同じ年代の仲間たちも、みんな同じように独立を考えていて、まわりが出店ラッシュだったので、色々と情報共有も出来ましたし、今思えば良いタイミングだったんじゃないかな。
小崎:子供たちには、「パパ、社長になるんだよ」としか言わなかったけど(笑)。僕たちのお店だってことは分かっているみたいです。この物件は元々カフェで、ロフトスペースも造作で個室として使われていたんですが、入居するときに残してくださいとお願いしました。子供たちが遊びに来たときや、お子さま連れのお客さまの為にキッズスペースを作りたかったので。これもまたラッキーでしたね!
庄司:以前から勤務先にはよく子供たちを連れて来ていたのですが、今はここが秘密基地のようで気に入っているみたいです。Cannaは第2の家のようなもの。いつでもお店に遊びき行きたい!と言ってくれています。