ママでもバリバリ働きたい方必見! 結婚・出産を経てgricoのTOMOMIさんがより一層輝いているワケ
【第一章】 結婚・妊娠の前にしていたこと
gricoに入って1年目は、とにかく無我夢中でした。「gricoで1年しっかりやれば、この業界で名前を残せる人になれる」とエザキに言われて、精一杯やった結果、メンズのブランディングに成功し、雑誌や業界誌でも取り上げてもらえるようになれたんです。
お客さまからもいろいろと学ばせてもらいました。今も忘れないクレームがあります。そのお客さまは3年くらい担当していたお客さまなんですが、サロンを出てしばらくしてお店に電話をかけてくださったんです。エザキが対応すると、「TOMOMIさんの技術に一度も満足したことがない。でも、僕はTOMOMIさんの人柄が好きだから切ってもらっているんです。エザキさんしっかり指導してあげてください」と。そのことを知って私は、自分が正解だと思ってやっていたことが間違っていたことがショックでしたし、自分の力を過信していたことを反省しました。
その日から私は、施術の際に、かならず仕上がりをエザキに見てもらうことにしました。少しでも多くのことをエザキから吸収したくて、近くに住んだほどなんですよ。エザキの指導を2年くらい浴び続けて、安定的に結果を出せるようになったんです。
【第二章】 パートナーを巻き込んで育児する体制をつくる!
自分が将来、結婚や出産してもバリバリ仕事を続けるためには、パートナーの理解が欠かせないと思っていました。だけど、美容師が結婚相手なのはイメージがわかなくて。「私のほうがレベル高いじゃん」とか「この人あんまり頑張ってないじゃん」とか思いたくないから(笑)。でも、結局、美容師と結婚したんですけれど…。エザキに「いい人だし、すごいぴったりだから」と紹介されたのが夫なんですが、最初のころは食事に誘われてもうまくかわしたりしていたんですよ(笑)。
それはさておき、結婚2年目に妊娠したことがわかったのですが、その当時の私は店長をしていました。セミナーもして、雑誌の企画もして、忙しく活動していた時期です。どうも体の具合がよくなくて、「このタイミングで妊娠は嫌だな」って思っていました。ヘアコンテストのステージに立っていたときも、気持ちが悪くてふらふら。サロンワーク中もつわりがひどくてつらいし、迷惑をかけるのが嫌だったので、店長の役職は外してもらいました。
エザキは育児の大変さを知っているので、夫のサロンに働きかけてくれました。「TOMOMIさんは赤ちゃんを産んでからも働くのに、女性ばかりが育児の責任を負って、仕事をセーブするのはよくないですよね」と協力を促してくれたんですよ。そのおかげで、私の復帰に合わせて、夫も育休をとってもらうことに。ちなみに、今も夫のサロンで子どもの面倒を見てもらうこともあります。