「正直、二次会は浦さんと私の会でした」FLOWERS蓮間さん、結婚式の素敵な裏側
あっと驚くお色直しは、師匠への感謝の想い
-二次会で衝撃のベリーショート&ブルーのヘアカラーであっと驚くお色直しをされていました。これは前から考えていたことでしょうか?
はい。みんなを驚かせたいという気持ちと、尊敬しているotopeの浦さんと何かをしたいと思ったんです。それで、ヘアカットをお色直しにしようって。
-どんな流れだったんですか?
披露宴から二次会まで怒涛でした。
20時に披露宴が終わって、そこから面貸し予約をしていた式場近くのサロンに20時10分に駆け込んで、浦さんとFLOWERSのアシスタント2人に協力してもらってまずブルーにカラー。
21時から恵比寿で二次会だったので急いで向かったんですが、開始が21時15分になってしまって。
ブルーにカラーチェンジ後、すぐさま移動!
それでお色直しのカットの時間は40分とっていたのですが、開始時間が押してしまったので、実際のカット時間は15分ほど! 浦さんだからできたと思います(笑)。
カット後、私と浦さんが登場した時は大歓声で迎えてもらいました!
高速カット中の浦さん
-誰が主役かわかりませんね(笑)
実は正直な話、旦那さんには申し訳ないんですけど、二次会は浦さんと私の会にしたかったんです。
-浦さんとの会とは?
私本当に本当に浦さんのこと尊敬しているんです。
はじめてFLOWERSに入社した時、女性の先輩が浦さんしかいなくて、浦さんの仕事をずっと追っかけていたんです。
そこで浦さんのクリエーションに対する真摯な向き合い方ももちろんですが、FLOWERSのスタッフのことも本当に細部にまで気にかけてくださって。どんなに忙しくても全員のカットレッスンをしているんです。
その姿勢に感銘を受けて、最初の数年は
『かわいいモデルさんをハントすれば、浦さんが喜んでくれるかもしれない』
『撮影でこんな働きをすれば、浦さんが助かるかもしれない』
と、本当に浦さんのために仕事をしていたんです。
-すごく献身的なアシスタントだったんですね。
でもスタイリスト2年目くらいに、『このままじゃいけない、浦さんとは違った自分の色をFLOWERSでだしていこう』と思い、仕事をするようになったんです。
そんなことを思いながらFLOWES10年目を迎えた時、浦さんがとうとう“otope”をオープンさせることになって。そうしたらある日、浦さんが『otopeができたのは蓮間のおかげだよ』って急に言い出したんです。
私その瞬間は浦さんが何を言っているのかさっぱり分からなくて。
そうしたら、
『今までのFLOWERSに、蓮間が少しずつ私とは違う新しい色を出していってくれたから、私は次のステップへ進むことができたよ』って。
その時、全てのことが報われた気がしたんです。
そして、改めて感謝と決意を伝える場を作りたいと思って、二次会で浦さんにカットをお願いしたんです。
-素敵な関係ですね。
その時浦さんへ感謝のお手紙も読んだんですけど、両親への感謝の手紙を読んでも泣かなかったのに、浦さんへのお手紙は泣きそうになりました。私にとって特別な人なんです。
-結婚式を経て今思うことはありますか?
二次会は私の美容師人生のけじめにもなりました。
改めて私も浦さんみたいに後輩を育てて、ディレクターの立場としてFLOWERSに携わろうって思いました。
準備はとっても大変でしたけど、挙げて本当によかったです!
- プロフィール
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FLOWERS
ディレクター 蓮間衣里
天性の人柄とセンスの良さで、多くの女性からの支持を集める。ヘアアレンジやメイクの腕にも定評があり、サロンワーク、雑誌のヘアメイクなど幅広く活躍している。
http://www.flowers-617.com/
https://www.instagram.com/hasumaeri/
(取材・文・撮影/高橋 優璃)