【女性美容師がコスメブランド立ち上げ】NAO、MAYUKA、MAOが地域を超えてつながったオンライン一期一会。現場ニーズを知る美容師視点で作られたコスメ “YEAU”開発秘話に迫る!
“YEAU”というフィルターを通して見えた、新しい世界。
NAO:YEAUをローンチしてから、生活が一変しました。今は仕事の半分はYEAUのことで動いています。フリーランス美容師としても、新しい働き方が出来ているなと感じています。
コスメブランド立ち上げのために会社を作って資金調達をしましたし、覚悟を決めて(笑)。
なのでリリースするまでは、大丈夫かなって不安もすごくありましたが、今は予想以上の売れ行きでホッとしています。ありがたいことにSNSでの反響が大きくて、MAYUKAさんとMAOさんのフォロワーさんから口コミが広がっていった感じですね。ユーザーの方が投稿してくれて、その投稿を見て買ってくださる方がいて。
今はオンラインと二人の勤務先サロンの表参道のMANHOOD、名古屋のwitのみでの販売です。今後もコスメストアやドラッグストアに卸すつもりはなくて、いずれはYEAUのショップを構えられたら良いなと考えています。
MAYUKA:私はまた新しいものを作りたいなとか、こんなものがあったら良いなと、ますます思うようになりましたね。元々デパコスが好きなんですけど、自分の感覚を確かめたいというのもあるので、デパート以外のコスメショップにも幅広く行くようになりました! コスメの見方はあまり変わっていないつもりですけど、やっぱり質感とかは気になってしまいますね(笑)。あとは持ちとかも。
MAO:同じくです(笑)
MAYUKA:YEAUを作ったことで、新しい出会いもたくさんありました! 発売前にポップアップイベントを行ったのですが、そこに来てくださった方がお客さまになったり、同業の知り合いが増えたり。あとはやっぱり、今までの自分のお客さまが実際にコスメを使ってくれているのが本当に嬉しいですね。
MAO:そうですね! サロンのお客さまって、意外と見てくれているんだなって感じました。YEAUのコスメをサロンに置く前から買ってくれていたり、他のスタイリストのお客さまが買ってくれていたり。インスタの影響ってすごいんだなーって実感しましたね。
普段から色々なコスメやメイク動画を投稿している中で、はじめはみんなにYEAUの存在を知ってもらうために載せていました。ですが実際のところ、普通に現場でもYEAUは私のマストアイテムでして(笑)。たくさんのお客さまがYEAUを買ってくれているのを知っているので、だからこそ私なりの使い方をきちんと発信しなければと思っています。
ものづくりへのこだわりが、YEAUをYEAUらしくする。
NAO:今回、コスメ作りを一緒にさせていただいて、試作を繰り返す内に、本当にこだわりの強い方たちだなと思いました。なので、この2人に任せれば安心だなと。当初はシーズン毎にディレクターを変える予定だったのですが、これからもずっと2人とコスメ作りをして行きたいです。ゆるーい感じですけど(笑)。MAYUKAさんとMAOさんのコスメへのこだわりを、プロダクトにしたい!という気持ちがますます強くなりました!
MAYUKA:私はNAOさんとMAOさんという、YEAUがなかったら出会わなかった方々と仕事をすることで、視野が広がりました。自分と違う感性を持っている人との関わりは、自分自身の仕事にも活かされています! お互い長く美容師をしているので、話も進めやすいですし、こだわりを持っている人たちとの仕事は、本当に楽しい! そしてこのいい感じのゆるさがたまらないですね(笑)
MAO:今までの私はSNSを発信する際は、自分という軸が元になっていたので、考え方が少し傾いていたと思うんです。でもコスメ作りや撮影のたびに、みんなと話していると感性がとっても刺激されて新しい考え方も芽生えました。
MAYUKA:こんなものを作った方が売れるんじゃないかとか、少し惑わされそうになるけれど、やっぱりビジネス路線に走ってはいけないな、と。大切なのは、YEAUを始めた時の“作りたいものを作ろう”という純粋な気持ち。それがYEAUの良いところだと思っています。
NAO:嬉しい! 大変なことばかりですが、やっていてとても楽しいですね!これからも、自由に作りたいものを作っていきましょう!!
【まとめ】
インスタグラムを通じで出会った3人。実際に揃ったのは撮影時とイベント時の数回ほどということに驚きです。コスメが好き、メイクが好きという思いが3人を繋ぎ、コスメやメイクに対するこだわりがカタチとなった“YEAU”。彼女たちの作り出すコスメがとても魅力的な理由が、少し分かったような気がします。
YEAUは4月に2ndコレクションとしてアイシャドウとリップのリリースを控えているとのこと。今後の活動が楽しみです!
(文/水戸怜子)