【女性リーダーズ対談】なぜ経営者の道を選んだのか?女性ならではの視点で切り開く、サロン経営新時代!

 

プレイヤーからオーナーへ。心境の変化は?

 

窪谷:私はPARKのオープン前に、2年間だけ1人でマンツーマンのサロンをやっていたんですけれど、1人でやるのと、誰かを雇うというのは全然違います。会社員・個人事業主・経営者と、立場が変われば、必然と考えることも変わってきますよね。

 

CHIAKI:そうですね、今まではプレイヤー一筋で来たけど、これからは経営面もやっていかないといけないですからね。なので、私にとっては会社の中でサロンをやらせてもらえるのが本当に有難いです。正直、数字は苦手なので(笑)、完全に独立というのは不安でしたけど、前サロンと繋がった形での出店であれば、経営のこともアドバイスをいただけるし、自分としては良かったなと思っています。

 

和田:私も社主がバックにいるので、今はサロンのことに集中させてもらって、管理は会社にお任せしています。今のところは、プレイヤーとしてサロンに出ているので、この体制が1番やりやすいです。そろそろ今後の展開を考えていきたいところです。

 

窪谷:サロンの代表になって、スタッフを守らなきゃ、という意識が芽生えましたね。あと、初めて作る会社だからこそ、決め事はちゃんとしようと話しました。ルールに縛られるのは良くないけど、私たちに対しての不信感が生まれないように、色々様子を見ながら決めてきた感じですね。本当に小さいことかもしれないけど、無駄だなと思うことは全部省いてシンプルに。でも、働いてくれるスタッフが、不安に思うことがないようように、小さいルールや決まり事は細かく作りました。

 

 

和田:私は、怒り方が変わりました(笑)。男子なら「コラー」って言って、ねじ伏せられる面があったんですけど、女子はなんで?ってなる生き物なので(笑)。頭ごなしに怒るのではなくて、これをするとこうなる、そうするとあなたにとってもお客さまにとっても良くないと思うよって言わないと、納得しないのかなと。私は元々、先にドカンと言ってしまうタイプだったんですけど、女の子は上から物を言われても拗ねてしまうので、「意味があって怒っている、あなたのために、お客さまのために言っている」としっかり伝えるようになりました。自分の立場が変わって、1番変わったことだと思います。

 

窪谷:なるほど! そう考えると、PARKは女子っぽい子がいないかもしれないです(笑)。言ったら素直に聞く感じ? オンとオフがしっかり分かれているので、仕事は仕事、遊びは遊びという感じで、引きづらないタイプが多いです。結局、自分達に似たような子が残ったような気がしますね。

 

CHIAKI:感覚が近い子の方が伝わりやすいですよね。同じ環境で育ってきた子の方が、ある意味やりやすい気がします。中途の子の方が難しいのかな? 良くも悪くも出来上がっているので。私は今までの立場上、お店よりも自分の売上に対しての気持ちが強かったのですが、立場が変わって、お店全体の売上やサロンのブランディングというのを軸に考えるようになってきました。オープンして間もないので、まだまだプレイヤー脳ではあるんですけど、少しずつ考え方も変わってきたような気がします。

 

 

水戸:数字に対しての意識を、スタッフと共有するのも大切なのかなと思います。私たちは、広告費を月々このくらいかけていて、みんなにこのお給料を払う為には、このくらい売り上げないと会社が成り立ちませんということを伝えています。会社として目標も。あとは時間を守ることが会社への信用につながると思うので、レッスンデーは出勤日としてカウントして、スタイリストに練習を見てもらう日は手当をつけることにしました。

 

 

全員女性スタッフ、どう育てる?

 

水戸:偶然なことに、3サロンともスタッフが全員女性ということで、サロンワークや教育面で意識していることはありますか?

 

 

CHIAKI:私はスタッフのモチベーションを保つことが課題かな。練習や営業でやらなきゃいけないことが多いけど、その必要性や意味を伝えて、やりがいのある仕事にしてあげたいなと。良いと思った行動を褒めたり、洋服やヘアメイクも褒めたり…。

 

窪谷:褒めるって大事ですよね。褒めることで次の行動が良くなるし、自分に自信を持てることが、モチベーションにつながるんだと思います。女性だからというよりは、私自身もあまり意識が高いタイプじゃなかったので、周りから認められることで頑張ろうって気持ちになっていました。自分からアクションを起こすのは苦手だけど、言われたことはしっかりできる。それで評価されることで自信が持てて、やっと新しいことにチャレンジできるんだと思います。

 

和田:意外と女の子の方がガッツある気がしますね。見た目のヤル気というよりは、内に秘めたモチベーションというか。

 

水戸:確かに、今どきヤル気ありますアピールする子もなかなか居ない気がしますね。自主性がないのかなって思っていた時期もあったんですけれど、背中で語る時代でもないし、しっかり言葉で伝えあげれば良いんだなって思うようになりました。

 

窪谷:私たちとスタッフとの距離感も大事だなって思います。プライベートで遊んだ方が良いのか、遊ばない方が良いのか、気を遣わせてしまうのが申し訳ないという気持ちもあり…。

 

CHIAKI:頻度によりますけど、みんなでイベントに行ったり、営業後にご飯に行って、楽しい時間を共有することもすごく大事だと思います!

 

和田:うちのサロンはスタッフの年齢が近いというのもあって、花火大会やらBBQやら、ずっと一緒にいます。

 

 

窪谷:年が近いのはめちゃめちゃ良いですね! PARKも若手スタイリストの子とアシスタントが仲良くやってくれているので、有難いなと思っています。

 

>女性オーナー的思考と今後の展開。

 

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