やりたいことはあきらめず、「やりたい」と言い続けよう!〜ABBEY2大橋茉代さんの夢の叶え方
サロンワークとヘアメイクをバランスよく続けていきたい
今後も引き続き、一般の人がかわいくなれるメイクやスキンケアの情報を発信し続けていきたいと思っています。
コロナの自粛期間が終わったくらいのサロンが空いている時期には、カットとメイクレッスンを組み合わせたコースをやっていたこともあります。今は少し忙しくなってしまったのでそのコースは終了していますが、将来的には、メイク術を直接お客さまに伝える講習会なども開けたら、楽しそうだなと思います。
撮影のヘアメイクでは、今は男性を担当することが多いので、今後は、女性のヘアメイクの仕事を増やしていきたいですね。
いろいろな撮影現場に行くと気持ちを切り替えることができ、サロンワークも新鮮な気持ちでがんばれます。サロンワークと撮影のヘアメイクを、バランスよくやっていければと思っています。
自分なりに仕事の形をつくっていきやすいのが、美容師のいいところだと思います。私も、最初はヘアだけでしたが、メイクもやるようになり、それによってサロンワークも新鮮に感じられるようにもなりました。好きなことを探して、仕事を自分なりにいい形に変えていけたらいいと思います。
悩みがあるときには、職場を離れて、別の職業の人に相談してみてもいいかもしれません。視野が広がり、自分自身を客観視することにもつながります。私も、手荒れがひどくて美容師をやめようかと思ったときに、元美容師で別の職業に転職した先輩に相談したことがありました。
その人は、「心の中で、上司とのやりとりをシミュレーションしてみるといいよ」とアドバイスしてくれました。「心の中で、上司にやめたい理由を言ってみて、上司になったつもりで解決策を提示する。これを繰り返して上司が100%やめることに納得したと思うまでやめない方がいい」と。
つまり、客観的に見て改善策があるうちはやめないで、とことんやってみることが大切だ、ということです。それを聞いて、私はまだ、自分の中の上司を納得させることはできないなと思って、やめるのを思いとどまりました。今でもその決断は、間違っていなかったと思っています。
(プロフィール)
ABBEY2/スタイリスト
大橋茉代(おおはし まよ)
福岡県出身。大村美容ファッション専門学校卒業後、ABBEYに入社。美容師歴12年目。コスメ集めが趣味。化粧品検定2級。インスタグラムで発信しているメイク術やスキンケアは、手軽にできて信頼度も高いと注目されている。サロンワークとともに、撮影のヘアメイクでも活躍中。
(文/揚石圭子 撮影/泉山美代子)
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