自らをアイコンにした“女っぽレイヤー”が大人気! 杏樹さんのステップアップ術
Instagramのリールは毎日投稿するのが習慣に
フリーランスになるといいこともありますが、常に自分で新規のお客さまを獲得していかなければなりません。今新規のお客さまはほぼInstagramを見てきていただいています。フリーになるのであれば自分で集客ができる基盤を作っておく必要がありますね。私の場合まだリール動画が少かった頃に、アレンジと髪の巻き方を中心に毎日動画を投稿しました。それを1年間続けたところ、フォロワーの数がぐんとのびました。リール投稿は、今でも歯を磨くのと同じように、毎日投稿するのが習慣になっています。やらなきゃと思うと辛いのでもう習慣にするのが1番です。
自分自身が広告塔!レイヤーカットで女子心をつかむ
新規のお客さまは、レイヤーを入れたいという方や、私がやっているスタイルにしたいという方が多いですね。インスタのハッシュタグにもつけていますが、今私がしているスタイルを、「女っぽレイヤー」と名付けて打ち出しています。
私はレイヤーカットが大好きで、数年前から、ずっとこのスタイルです。今後もレイヤーカットを打ち出し続けていきたいと思っています。
今、タイミングよく、韓国風のレイヤーが流行り始めたので、運に恵まれているなと感じています。レイヤーのブームが終わらないで欲しいですね(笑)。
今後は、仕事で自分の好きなスタイルを追求しながら、私生活も充実させていけたらいいなと思っています。
フリーランスになって時間やお金に余裕ができると、趣味や自己投資もできるようになり、生活が大きく変わりました。フリーの働き方は、メリットもたくさんありますが、デメリットもあります。病気になったとき替えがいないので、体調が悪いときにも、お客さまへのキャンセルのご連絡はしなければならないし、働けなかった分、お給料も減ります。仕事を続けていくためには健康第一ですが、フリーなら、なおさらです。
フリーになることを考えている方は、メリットとデメリットの両方を知って、冷静に判断することも大切です。今考えると会社にいたほうが都合がいいこともたくさんあります。
だけど、私自身はフリーになってよかったと思っています。実際にやってみないと気づけなかったこともたくさんあります。フリーで働くことは、美容師としても、人間的にも、ステップアップできる一つの方法です。思い切ってやってみてもいいのかなと思います。
- プロフィール
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杏樹(アンジュ)さん
岡山県出身。専門学校岡山ビューティーモード卒業後、銀座の美容室に就職。その後、憧れの美容師を追って都内大手美容室に転職しスタイリストデビューを果たす。現在はシェアサロン「SALOWIN渋谷JouLe」にてフリーランスのスタイリストとして活躍。Instagramでも発信しているアレンジ動画や、自身がアイコンとなるレイアーカットが注目されている。
Instagram:anjumatsueda
(文/揚石圭子 撮影/泉山美代子)
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