クリエイションを愛する異色履歴の「LECO」新世代、近藤有紗さん
叱られるのは期待されている証拠
「LECO」に入社してからは、同期の人たちに比べて1年半も遅れていたので、「遅れを早く巻き返したい」という気持ちが常にありました。
スタイリストになる課題をクリアするのも遅れていたので、小林がマンツーマンで練習を見てくれたり、内田や他の先輩方も「最速でデビューできるようにがんばって!」「早くスタイリストになれ!」などと声をかけて背中を押してくださいました。
そうした励ましによって、「よし、がんばろう!」と気合いを入れることができ、ありがたかったですね。叱られることもたくさんありました。それまで学校で叱られるということがなかったので初めは驚きました。でもそれも期待されている証拠だと思って素直に受け止め、改善できるように努めました。
クリエイティブな仕事を充実させていきたい!
デビューして1年が経ちましたが、スタイリストになってもすぐにお客さまがつくわけではなく、クリアしなければならない新しい課題がどんどん出てきます。
とくに、将来どんな美容師になりたいかや、自分が何を目指しているのかについて考えるようになりました。将来の目標をしっかりもっていない美容師には、お客さまも、安心してまかせられないのではないかなと。
今後は、サロンワークと並行して、ヘアメイクの仕事を充実させ、コンテストへの参加など、クリエイティブ活動にも力を入れていこうと思っています。作品づくりの時間は自分と向き合い、美容と純粋に向き合う時間です。すごく好きな時間なので、今後も大切にしていきたいですね。
(応援メッセージ)
スタイリストになって1、2年くらいは、上の人からいかに多くのことを吸収するかが重要な時期ではないでしょうか。叱られて反感を覚えることもあるかもしれませんが、素直に耳を傾ける姿勢が大事だと思っています。
美容師の友人をはじめ、ジャンルを問わず、がんばっている人に出会うと刺激をもらえます。かっこいい人には必ず理由があるもの。どんな業界にもかっこいい人はいるので、そうした人たちから、自分がもっていないものをもらえたらいいですよね。
とにかく色々な人と話して、視野を広げていくこと。そうした人たちとの出会いも、自分でつくっていくべきなのだと思っています。
- プロフィール
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LECO
スタイリスト
近藤有紗(こんどう ありさ)
千葉県出身、日本美容専門学校卒業。卒業後は学校に残り、副担任として1年間勤務。その後「LECO」の求人待ちで半年間、飲食店でアルバイトをする。2019年「LECO」に入社。現在はスタイリストとして活躍中。
(文/揚石圭子 撮影/泉山美代子)
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