自分自身の棚卸しをすると、進むべき道が見えてくる!〜ファン化するお客さまを続出させる「NNN」Yuukaさんのポジティブな仕事の積み重ね方
「ALBUM」(アルバム)のプロデューサー、NOBUさんが2022年に独立。そんなNOBUさんの新店舗「NNN」へ共に移籍したスタイリストのYuukaさんが登場です。あのNOBUさんをして「この子はすごい!」と言わしめる、その理由を探るべく、就職時から、アシスタント時代の仕事の積み重ね方、そして徹底したお客さまとの関係づくりまで、さまざま聞いてきました!
就職活動は、自分自身の棚卸しからスタート!
新卒の就職活動では、友人たちが自分の感性に合った美容室に就職しようと挑戦しているなか、私は方向性が定まらずに迷っていました。
そこで自分はどんなテイストが好きなのかなど、今の自分の棚卸しをすることに。自分はどんなものが好きなのかを分析しようと、それまでSNSでフォローしてきた人たちを確認してみると、「ALBUM」のスタイリストが多いことに気づきました。
思い返せば、高校卒業後、人生で初めてハイトーンカラーにしたのも「ALBUM」でした。髪色を変えたことでイメージがガラリと変わり、周囲の人にも褒められ、おしゃれの楽しさに目覚めるきっかけにもなりました。
初めから自分のスタイルを狭めない就職活動術
そこで「ALBUM」に興味を持ち、どんな会社なのか、どんなスタイリストが所属しているのかなどを調べてみることにしたんです。すると「ALBUM」は、スタイリストが打ち出す特徴がそれぞれ異なり、すごくバラエティに富んだ人たちが集まっていることに気づきました。
進む方向性が定まっていない自分にとって、様々な系統のスタイリストが所属している環境で働くことはは、あらゆるセンスや技術に幅広く触れる絶好のチャンス。ここでなら時間をかけて、自分の進むべき方向性を見つけらそうだと思いました。
より多くのことを学びたいから、あえて厳しい環境を選んだ
そうして無事「ALBUM」に入社することができ、最初の半年間は2週間ごとに全国の店舗をまわって、たくさんのスタイリストのもとでアシスタント経験を積みました。様々な感性や技術に触れ、自分の好みも、日々、変化し続けていました。
その頃から、プロデューサーであるNOBUさんの専属アシスタントになりたいと思っていました。NOBUさんがすごく仕事に厳しいことは社内でも有名でしたが、0から1を生み出す創造力は、NOBUさんからしか学べない、あえて厳しい環境に身を置いて自分自身を鍛えたいと思ったんです。
その後、希望通りNOBUさんのアシスタントとして採用されました。NOBUさんの顧客数は平均すると1日30人ほどで、業務は多忙を極めていました。営業時間外の撮影やセミナーも多く、NOBUさんのマネージャー的な役割や、撮影とセミナーの設定や打ち合わせ、準備なども行い、どんなアクシデントにも対応できる応用力が鍛えられましたね。NOBUさんはアシスタントを信頼して重要な仕事をどんどん任せてくれるので、こちらもその期待に応えようと必死でした。
仕事は手取り足取り教えてもらえるわけではなく、教えられたことは一度でしっかり頭に入れ、次からは自分で考えて動かなければなりません。言われたことだけやればいいのではなく、たとえばNOBUさんが「お客さまを大切にしたい」と言えば、なぜNOBUさんはそう言っているのか、どうしたらそれを実践できるかを自分なりに分析して考え、常に先回りして動く力も必要とされます。
厳しく、忙しい現場を数々経験させていただいたおかげで、かなり鍛えられました。今は、NOBUさんのアシスタントになった決断は間違っていなかったと、自分で自分を褒めてあげたいですね。
- 1 2