美容師が気になる美容師hodos miKaさん 今までのハイトーンスタイルとなにかが違うバランスの秘密とは?
新しい自分になるための一歩を踏み出すお手伝いをしたい
新規のお客さまは変化を求めている方が多いですね。でも、変わりたいと思っていても、初めてのハイトーンや珍しいデザインカラーだと不安もありますよね。
私の役割は、そうしたお客さまの気持ちをほぐし、変化への一歩を踏み出そうとする背中を、ちょっと押して差し上げること。お客さまとお話するときは、ゆったり、ソフトな雰囲気づくりも大事にしています。
どこがひっかかっているポイントなのかをざっくばらんに話してもらって解決することで「あ、思い切ってこの色でも、いけるかも?」と勇気を出してもらえたらうれしいですね。
写真で伝わるかも重要!ポイントは全体のファッション感
お客さまはほぼ100パーセント、Instaramを見ていらっしゃるので、アップする写真は重要です。投稿を見て、「モデルさんを使って撮影をしているのですか?」と聞かれることもありますが、私は、作品撮りはあまりしていません。
写真はすべてお客さまで、施術のあとに、サロン内で撮影しています。サロン内といっても、場所によって光も様々なので、髪色や全体の雰囲気に合わせてどんな光が合うかを判断し、撮影場所を工夫しています。
撮影で気をつけていることは、ファッションも含め、その方の全体の雰囲気が伝わるようにすること。ハイトーンは髪がパサついているときれいに見えないので、パサついて見えないかどうかや、自然に見えるよう、撮影対象の体の軸がぶれていないかどうかも、チェックしています。撮影したお客さまに写真を喜んでもらえるかどうかも重要なポイントです。
サロンワークがどんなにうまくできても、それを写真で伝えるのは難しいものです。でも、「スタイリストとしての技術+クオリティの高い写真」が組み合わさると強みになります。
写真は、コツさえつかめばどんどんうまく撮れるようになっていくものです。まずは楽しみながら練習して、撮影をすることを好きになれるといいですね。
普段の生活で気をつけているのは、どんなに忙しくてもちゃんと休みをとって、おいしいごはんを食べるとか、カフェでゆっくり過ごすとか、好きなファッションを追求するなど、日常を楽しむこと。それが心の余裕につながり、丁寧な接客や、豊かな発想にもつながっていくのかなと思っています。
- プロフィール
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hodos
スタイリスト/miKaさん
東京都出身。日本美容専門学校卒業。都内有名美容室を経て、2020年「hodos」(表参道)のオープンスタッフとして参加。デザインカラーを得意とし、オシャレ女子の支持を集める。Instagramのスタイルが参考になると美容師からの注目度も高く、フォロワーは現在4万人越え。
(文/揚石圭子 撮影/泉山美代子)
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