大変なときこそキラキラ苦しむ! SCREEN GINZA MAISON 橋本佳奈が体現する若きリーダー像

常に期待に応えられる自分でありたい!

 

 

 

昨年2020年の春、ミーティングで突然、「SCREEN GINZA MAISON店長」と印刷された名刺を渡され、「明日から銀座店の店長だから」と言われ、本当に驚きました。そのときは店長という役職の重さを怖くも感じましたが、それを越えるワクワク感もありました。オーナーから今ある実力での「役職」としてではなく、これからリーダーに成長するための「課題」として与えられた店長というポジションです。店長というより先頭を走るキャプテンのような気持ちで、「店で一番よく働く人になろう」と肝に命じました。

 

銀座店のガラス窓には英語の文章が書いてあるのですが、英語が得意でないこともあり、素敵なデザインとだけ思っていました。ある日英語の先生をされているお客さまがいらして、その英語の文章を訳してくださったことがありました。その内容は、「次はあなたの番です。あなたの道を拓くことが私の役割。先に進むのは不安かもしれないけれど、私もそうでした。神戸のお客さまに感謝を。そして今こそ思うがまま創造性を発揮して!」という言葉でした。感動し、思わず泣いてしまいました。神谷がそんな言葉をそうとは言わずにサロンに記してくれたんです。その期待に応えられるような自分でありたいと強く思った瞬間でした。

 

 

銀座店は洗練されたスタイリッシュな空間ですが、スタッフは、めちゃくちゃあたたかい人ばかり。お店には「SCREEN」のこれまでの歩みをまとめた手書きのアルバムを置いています。そこからもスタッフの仕事への想いを感じていただけると思います。スタイリッシュだけれどどこか人間臭いというギャップが、お客さまの心をつかみ、リラックスしていただける場を生み出しているのかもしれません。これからも美容技術を極めていくとともに、人間らしさを大切に、仕事に向かっていきたいと思っています。

 

橋本さんからの応援メッセージ

 

 

私は、入社2年目で世界的なコンテストにアシスタントとして参加しました。それは先輩が私の仕事を認めてくれたから実現できたことです。先輩や自分よりも力が上の人の中にどんどん飛び込み、たくさんのことを経験すれば、それだけ人生が豊かになります。どんなに大変そうなことでも傍観者にならず、どんどん人の中に入っていってチャレンジしたほうが、人生は楽しくなります。

 

いいものを生み出すためには、苦しみもあるでしょう。でもただ苦しむのではなく、キラキラしながら苦しむというか…。私は、楽しみながら挑戦していくことを大事にしています。

 

チャンスは準備ができた人に必ずやってきます。声をかけられたときに期待に応えられるよう、常に準備を怠らないようにできたらいいですね。

 

 

プロフィール
「SCREEN GINZA MAISON」
店長
橋本佳奈(はしもと かな)

滋賀県出身。関西美容専門学校出身。専門学校卒業後、2014年に「SCREEN」(兵庫県神戸市)に入社。姉妹店「SISTER.BY SCREEN」のオープンに携わる。3年半アシスタントを務めた後、スタイリストデビュー。2020年銀座店「SCREEN GINZA MAISON」のオープンと同時に店長に就任。1カ月のうち3週間は銀座、1週間は神戸勤務。銀座と神戸の2拠点で活躍中。

 

 

(文/揚石圭子  撮影/泉山美代子)

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