SNSは苦手!から1年でフォロワー5万人越え やるときはやる体育会系(!?)美容師ALBUM城田光代さん
美容師は個人競技。自分で技術を高めていくしかない。
今、叱られるとすぐに仕事をやめてしまう風潮もありますよね。あと、3年ひと区切りのような感じで、その時期に美容師をやめてしまう人も多いですが、続けられる人は、体育会系で個人競技的な思考をもっている人が多いような気がします。
私も器械体操をしていたので、何回も頭から落ちたり、死にそうになった体験もしたりして、どんなときも頼れるのは自分しかいないのを身をもって知りました。苦難を乗り越えて這い上がっていく力は、器械体操で培われたのかな、と思う部分もあります。
アドバイスをくれて、応援してくれる先輩や同僚はいますが、失敗したときどう克服するかは、自分で考えて一つひとつ乗り越え、成長していくしかありません。私は、苦手なことは何度も何度も、自分で納得がいくまで人一倍練習します。練習をするなら、朝早くか、仕事後、食事休憩を入れた夜遅い時間など、一人で集中できる時間を選んで練習するようにしています。
1日のはじまりに「お客さまをいかによろこばせるか」を考える
私は人とコミュニケーションするのがすごく好きで、お客さまをどうよろこばせようか、といつも考えています。それを考えるのがまた、楽しいんです。
カウンセリングはしっかりやりますが、お客さまからオーダーを受けても、もっと似合うスタイルがあると思ったら、新たな提案をすることも多いです。既存のスタイルではなく、その人なりのオリジナルなスタイルを組み立てていくことが好きですね。女性は挑戦したいスタイルがたくさんあって自分では決められないこともあるので、「これが似合う!」と自信をもってスタイルをおすすめするようにも心がけています。
お客さまとのやりとりしながら、この人はどういうタイプなのだろう、何が似合うのだろう…と想像しながらスタイルを導き出していくとき、心からわくわくしますね。お客さまがきれいに、かわいくなっていくことが一番うれしいです。
美容師という仕事を、とにかく満喫しています。これほど楽しい仕事は他にないと思うくらいです。人がよろこんでくれるのをこんなに身近に実感できて、自分も成長できて…本当に、楽しく生きていくための魔法を手に入れたという感じです。「手に職」とは正にこういう感覚なのだろうな、と思います。