MINX八木さんの「幸せになるための思考回路」

 

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MINXのトップデザイナーとして活躍しながら、撮影をはじめセミナー講師やテレビ出演、カメラ雑誌で連載を持つなど、幅広い分野でその魅力を発揮している八木花子さん。忙しくてもプライベートを犠牲にしないというその生き方には、きっと多くの女性美容師さんが共感するはずです。

 


 

 

「憧れの存在に近づきたい」その想いが力に

 

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小学生のころ好きだった子のお母さんが美容師さんだったんです。それまで私は親や床屋さんに髪を切ってもらっていたので、美容室という空間がとても新鮮で、「いつか私も美容師になりたい」と思うようになりました。

 

高校は地元の進学校に。勉強は好きじゃなかったのですが、その学校に憧れの先輩がいたので頑張りました(笑)。その学校から美容専門学校に進学したのは私だけだったようで、周りからはかなり反対されましたね。

 

MINXを知ったのは、高校時代に通っていたサロンで業界誌を見せてもらったことがきっかけです。パラパラとめくっていて、「いいな」って思ったスタイルは全部MINXのものでしたし、故・鈴木三枝子(MINX創立者の一人)がよく誌面に登場していて「女性が活躍できるサロンなんだ」という印象を持っていました。

 

専門学校時代、MINX代表の高橋マサトモが講師として学校に訪れたことがあったんです。授業中に2人だけ髪を切ってもらえるというので、私は真っ先に手を挙げました。「お任せでお願いします」というと、ツーブロックのような刈り上げが入ったショートスタイルに! 思いもよらない髪型でしたがとても気に入って、「期待を超えるというのはこのことだ!」と感動しました。

 

MINX に入るために2ヶ月半で12.5kg減

 

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どうしてもMINXで働きたかったので、専門学校生のころから受付のアルバイトとして働かせてもらっていました。ですが、採用担当者に「今のままじゃ美容師としては採用しない。とりあえず10kg痩せてきてから来なさい」って言われてしまいまして…。たしかに当時の私は太っていたんですよね。頑張ってジムに通って食事も変えて、2ヶ月半で12.5kg体重を減らしました。採用担当者は痩せた私の姿に驚いていましたね。もちろんその場で採用です。

 

アシスタント時代は、一番の憧れだった鈴木の元で働くことができました。厳しい人でしたから、アシスタントにも高いレベルの仕事を求めます。「そんなのできないよ」って思ってしまうこともありました。それでも、お客さまのために一切妥協しない姿勢から学ぶことは本当にたくさんありましたね。

 

今はCANAANの代表を務めている長崎英広さんも恩師の一人です。カラーについては誰にも負けない知識と技術を持っている人でした。「より伝わるセミナーをしたい」という思いから、プレゼン系の教材はもちろん、お笑いや落語のDVDまで見て研究するなど、影で努力する姿を見て刺激を受けましたね。お客さまに合わせて声のトーンまで変えるなど、接客面での学びも多かったです。

 

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