売り込みやキャラ変えも経験! 浦さやかのブレイク前夜
自分の真ん中にあるものは、誰にも譲らなくていい
私も一度はキャラ変えをしましたけど、自分の好きなこととか、自分らしさとか、そういう大切なものは誰に何を言われても捨てなくていいと思っています。昔は私も先輩からいろいろ言われましたけど、頑固に自分のスタイルを貫いてきました。それが今につながっているんですよね。
ただ、意固地になるのはあまりよくなくて、ときには周りの流れにのってみたり、誰かの影響を受けたりするのは、いいと思います。それによって自分の視野が広がることもあるから、心を開いておくことは大切。でも、自分の心の真ん中にあるものだけは譲ってしまってはダメ。自分の心の真ん中にあるものが、自分の足を引っ張ることもあるし、それが自分を目一杯伸ばしてくれるときもあるからです。
頑張って、突き抜けて、何かを信じてやっていけば、いつか結果もついてきます。結果がついてこないときもあるかもしれないけど…でも、人生ってそんなものなんじゃないですか? 全て自分の思い通りにうまくいくなんて、考えられないですよ。
正直、私は今の自分が10年後どうなっているか分かりません。10年後の目標を決めて、逆算して今やることを考える…というのもそれはそれでやり方の一つなんですけど、私にはそれができないんです。そのとき、楽しいと思ったことをしたり、「なんかいいかも」と思ったことを直感的にやってきたので。
流されてもいいし、考え方がブレてもいいんだけど、自分の心の真ん中にあるものは手放さない。私はそうやって生きてきたし、これからもそうやって生きていくんだと思います。
♦♦♦ 応援メッセージ♦♦♦
好きなものはカジるんじゃなくて、ガッツリハマる
プライベートでは、家の飾りやオモチャを自作したり、本やマンガを読んだりしています。たとえばマンガの場合、私は横山裕一さんの作品に、ガッツリハマっているんですね。他にも好きなものはいろいろありますが、ガッツリハマっているものは、クリエイティブな仕事とリンクするものなんです。ヘアショーの作品テーマに合わせて自分で衣装をつくるときに、それがモチーフになったりします。
好きなものにのめり込んでいるから、仕事につながることが出てくるけど、カジっているだけでは多少のイメージソースにしかならないと思うんです。だから、好きなものにはガッツリハマっていいんじゃないですかね。
- プロフィール
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Flowersディレクター
浦 さやかさん (うら さやか)
1979年09月11日生。長崎県出身 O型。ずば抜けたセンスと独自の感性で、他にはない新しいデザインを発信し続けている。マイペースでありながら、意外と男まさりなところもあるキャラクターで、多くの女性からの支持を集めている。サロンワークを中心として一般誌や業界誌の撮影、さらには全国各地での講習活動や商品開発にもたずさわるなど、幅広い分野で活躍中。
(取材・文/外山 武史 撮影/菊池 麻美)
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