売り込みやキャラ変えも経験! 浦さやかのブレイク前夜

自分から動かなかったら、何にもないままだったと思う

 

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前の店では4年目が終わるころにスタイリストになったんですが、ほとんど何の結果も残せないまま退職し、FLOWERSのオープニングに参加しました。前のサロンとの関係は全部なくなっていたので、お客さまゼロ、撮影もゼロからの再スタート。じっとしていてもどうにもならないから、自分から出版社の編集部に売り込みにいったりしました。

 

お客さまに安心してもらうために、一般受けしそうなナチュラルな服装に着替えて、キャラ変えをしたこともあったんです。個性的すぎると、お客さまの最初のつかみはあんまりよくないんですよね。「え!?」みたいな顔をされることもあって(笑)。普通っぽく変身したおかげで、多少お客さまの反応が変わりました。ただ、好きでやっていることじゃないから、テンションは上がらなかったですね。

 

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若い子の中には、才能があれば誰かがそれを見つけて売り込んでくれる、みたいに勘違いしている人もたまにいますけど、そんなことは稀。今でこそ私のことを知ってくださる人は多いですし、ヘアショーにも呼んでいただいていますけど、最初はホントに何にもなかったですから。

 

じわじわとお客さまが増えて、撮影が増えて…という具合で、すごくなだらかな感じで、今いる場所にたどり着いたんです。自分から動かなかったら、何にもないままだったと思います。全ての道が閉ざされていたから、自分から切り拓くしかなかったんですけど、自分にとってはそれがよかったのかもしれないですね。

 

>自分の真ん中にあるものは、誰にも譲らなくていい

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