売り込みやキャラ変えも経験! 浦さやかのブレイク前夜

 

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ずば抜けたセンスと独自の感性で、他にはない新しいデザインを発信し続けている浦さやかさん。熱烈なファンを抱える彼女がブレイクするまでの話を聞いてきました。伸び悩みを感じている女性美容師さん必見です。

 


 

辞めるのに使うパワーを続けるために使えばいいのに…

 

美容師ブームのころ、カリスマと呼ばれたみなさまに憧れて長崎から上京しました。ブームの火付け役のサロンに入ることができ、学生時代とは180度違う、忙しい毎日がスタート。でも私、忙しいのはいやじゃなかったんですよね。遅くなってサロンに泊まったこともあったけど、それはそれで楽しかった。面倒見のいい先輩が飲みにつれていってくれて、そのまま夜を明かしたことも。その影響で遅刻もよくしていましたけど(笑)。

 

マイペースなキャラなので、新人のころは「歩くのが遅い!」「何言ってるかわからない!」とか、毎日のように叱られていましたよ。そのたびに気持ちはめげるんですけど、心は折れなかった。がむしゃらに頑張る毎日のなかに「これ面白いな」って思えることがたくさんあったし、長崎の田舎に帰っても何もすることがないと思っていたから。

美容師を辞めた同期もたくさんいましたけど「辞めるパワーがあるならそのパワーで美容師を続けるために使えばいいのに」って思っていました。だって辞めるのってすごくエネルギーが必要じゃないですか。

 

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かくいう私も2年目くらいのころ「これがホントにやりたいことかな?」と思ったこともありました。下の子が入ってきて責任を問われるようになるけど、スタイリストにはまだ遠い…。なんだか気持ちがフワフワしていたんですね。

 

やる気が起こらなくて練習が滞った時期もありました。漫画喫茶で朝まで過ごしたりとか、心は迷走していたんですけど、先輩スタイリストのサポートの仕事で忙しくなっていくうちに「やるしかないな」っていう気持ちになれたんですよね。すると新しい刺激が入ってきて、再び仕事が楽しくなるものなんです。

 

だから、辞めたいときは、ほんとにちょっと頑張るだけでその状況から抜けられるんだと思います。そのときは何も見えなくても、乗り越えればまた楽しいこともまっているから。モノゴトってスムーズにいくことのほうが少ないんですよ。

 

>自分から動かなかったら、何にもないままだったと思う

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