“わざわざ店”で明るく楽しく“心”を作っています

【応援メッセージ】

自分のなかにある「芯」が暗闇を照らす光になる

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時代が流れても変わらない技術は、自分の「芯」になります。この「芯」さえあれば、先の見えない暗闇のなかでも、小さな「光」を与えてくれるのではないでしょうか。ひとつひとつ、心とともに覚えた技術を、生かし切りましょう。そして「人を幸せすること」が私たちの仕事であることを、いつも忘れないでください。

 

【育児で職場を離れる方へ】

育児経験は将来、自分の力になってくれます

 

キャリアを自分のモノにしている、もしくはお客さまを不動にしているなど、売り上げが確実に見込める技術があって保育園、幼稚園、子供の預け先が決まっているなら、早々に復帰することができます。予約制のお店であれば、自分のペースで仕事ができるので、仕事と育児の両立もしやすいのではないでしょうか。

 

キャリアが中途半端な場合は、十分な時間を確保できるようになってからの復帰がよいと思います。やはり、技術のトレーニングが必要になってくるからです。時間がかかるように見えますが、長い美容人生のうちの、わずか数年です。しっかりと技術を育てましょう。母になったらより深い会話ができるようになります。育児の時間は将来の自分のためにもなるのです。

 

【年齢を理由に退職を考えている方へ】

手を動かすのは健康と長生きの秘訣です

 

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いきなり仕事をやめてしまうと体のバランスが崩れます。少しずつ仕事を減らすことが理想です。自分のお客さまを、自分とほかのスタイリストで担当し、両方ができるようにしておくことが大事。できれば予約制で、来店時間を管理するといいですね。

 

美容師が歳をとったからといって、お客さまがそれを理由に離れていくことは少ないと思います。むしろ、残されたお客さまが困っていらっしゃる話をよく聞くくらいです。健康のために仕事をやめるのはよくないです。立って手を動かすのは、健康と長生きの秘訣ですから。

 

美容師の仕事は、お客さまと夢と希望を分かち合い、美しくすること。素晴らしい仕事ですから、できるだけ長く続けたいと思いませんか?

 

 

プロフィール
谷口 愛子(たにぐち あいこ)

日本を代表する女流美容家の一人。サロン内にとどまらず、全国各地への美容講習のほか、業界雑誌・一般女性誌・TV等への作品発表、美容相談の仕事を精力的にこなす。イタリアほか、海外でもヘアーショーを通して高い評価を得ている。独自の作風を持ちながら「さりげなく個々に美しい」がモットー。

◇M.TANIGUCHIビューティーカレッジ主宰
◇N.H.D.K(日本ヘアデザイン協会)設定委員
◇M.TANIGUCHI STAFF TRAINING MANAGEMENT OFFICER

ホームページ
http://www.m-taniguchi.com/corporate/index.php

 

(取材・文/外山 武史  撮影/菊池 麻美)

 

 

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