朝8時にオープンし、サンドイッチも提供中! whyte浜本忠勝さんが目指すヴィーガンビューティなサロンとは?
2018年8月、原宿の竹下口を抜けた裏通りにオープンした「whyte(ホワイト)」は朝8時にオープンするというユニークなサロン。1階にはカフェも併設し、こだわりのサンドイッチやコーヒーなどを提供しています。
早朝営業とサンドイッチ…。そこにはどんなつながりがあるのでしょうか。whyteのオーナーである浜本忠勝(はまもとただかつ)さんに、直撃してみました。
さらに、サロンオープンと同時に「国際ヴィーガンビューティー協会」も設立したという浜本さん。「ヴィーガン」というキーワードもお店を語る上で、重要な鍵になりそうです!
コンセプトのルーツは、ニューヨークでの経験。ヘアだけではライフスタイルを提案できないという葛藤の先に
「whyte」のサロンコンセプトは、ヴィーガンビューティーサロンとサスティナブル。すべて自然由来でオーガニックな薬剤やプロダクトを使い、心も体も”自然体”でいられることを掲げました。また、サロンで提案するプロダクトや、ライフスタイル、オーガニックフードなどはサスティナブルなものを選んでいます。お店の名前は英語の「why(なぜ)」と「white(白)」を掛け合わせた造語です。Whyは「お客さまの疑問、悩みを解決すること」、Whiteは「それによって内側から浄化されるイメージ」を表しています。
※サスティナブル:地球温暖化や、人権問題、低賃金労働などの解決を目指した取り組みや概念のこと。
コンセプトを考えるきっかけになったのは、3、4年前に初めてニューヨーク行ったときの経験。個人的なご縁でニューヨークコレクションのヘアメイクをしているのですが、仲間とご飯に行くと、通常メニューのほかにヴィーガンメニュー(菜食主義の人向けのメニュー)を渡されるのが当たり前だったんです。仲間にもヴィーガンの人がいますし、それを周りが特別視しないことに驚き、「東京は最先端の街でいろんな人がいるのに、そういうところは遅れているな」と感じました。また、ニューヨークには朝の7時や8時から営業しているカフェがとても多いんです。僕は、仕事で行っていたので基本的に自由時間は朝だけ。その朝の時間を使い、おいしいコーヒーを飲んで軽い朝食をとって、店員さんとおしゃべりしてから仕事場に行くと1日中気分がいいなと感じていました。
そんなニューヨークでの経験がずっと頭の中にあったので、独立を考えたとき自然と店のコンセプトが浮かんできました。それに、美容師としてずっとお客さまにライフスタイルの提案をしてきましたが、ヘアスタイルだけでお客さまのライフスタイルを上質にする、ということが僕の中でずっと腑に落ちていなかったんです。そこで、オーガニックやヴィーガンをコンセプトにして、カットやカラーなどだけではなく、ヘア以外のことも提案し、サロンもカフェみたいに気軽に立ち寄れる場所にできたらいいなと考えました。朝8時オープンし、さらにカフェも併設して、オーガニックなものを提案するサロンは他にはないし、東京で新しいカルチャーを発信したいと思ったんです。