ワタローさんが世界を視野に転身!ロンドン発のグローバルサロン『Haco+』で描く新しい未来像
サロンワークは自分にしかできないジャンルで振り切る!
Hacoの雰囲気は、前職とは全然違いますね。今までフリーランスを経験した美容師さんと働いたことがなかったというのもありますが、みんなわりとストリートというか、野良っぽい雰囲気があります。Hacoに賭けて参加してきたスタッフが多いので情熱も秘めているし、ヘアアーティスト集団という自覚もあって、刺激的で面白いですね。お客さまも個性的な方が多いですよ。海外の方も来てくれますし、楽しい出会いもたくさんあります。
僕はサロンワークが好きですが、今後は自分にしかできないジャンルでとがってやっていこうと思っています。”変えたいときに変えられる美容師”をテーマに、新しい似合わせを提供できる美容師として振り切っていこうと。最近、ウィッグが面白いなと思っているんです。パリコレで知り合ったKUNIOさん(@kuniokohzaki)の影響なのですが、ウィッグの使い方が新鮮ですごく勉強になったんですね。それで帰国後からウィッグやつけ毛を触り始めました。海外では普通に使われているウィッグですが、日本人にはまだ壁がありますよね。ウィッグは髪を傷ませずに派手髪もできますし、流行ったらスタイルの幅も広がるはず。まずは、つけ毛からヘアデザインを楽しんでもらえたらと思っています。
プライベートでは、新しいスタートのために英語を頑張っています(笑)。いつか自分がお店を出すオーナーになったときに、言葉ができないと海外に出店できないじゃないですか。これからは海外で働いてみたいという美容師も増えていくでしょうし、そういうときに統率できるオーナーでありたいので、英語は必須かなと。海外経験も積んで、ワールドワイドで仕事を展開できる人間になりたいと思います。ぜひそっと見守っていてください。
- プロフィール
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ワタロー/『Haco+』アートディレクター
1990年生まれ、千葉県出身。ベルエポック美容専門学校を卒業後、大阪のデザイナーズサロンに入社。4年間のアシスタント期間を経て、2016年東京店オープニングスタッフとして上京、デビュー。その後ディレクター職まで経験し、ヘアメイクや美容専門学校講師としても活躍。2023年の渡英をきっかけに、ロンドンに本店をもつサロン『Haco』への参画を決意。11月にオープンした東京店『Haco+』にて、アートディレクターとして新たなキャリアをスタート。
Instagram:@wataro0821
(文/織田みゆき 撮影/菊池麻美)
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