ワタローさんが世界を視野に転身!ロンドン発のグローバルサロン『Haco+』で描く新しい未来像

僕はスピード感が大事。来年から1年の半年はロンドンに

 

 

“クリエイティブ”というと「コンテストは?」と考える人も多いと思うんですが、コンテストは僕にとって自己満足の世界というか。それよりも流行を生み出せる仕事がしたいという気持ちが強いので、世界のファッションの発信源であるコレクションの現場を体験できたことはすごく大きかったです。流行はヨーロッパがどこよりも先を走っている印象があるし、僕はその早さを大事に考えているので、ロンドンコレクションやパリコレでヘアメイクの仕事に携わりたいなと思って。

 

 

現地で活躍されているヘアメイクさんたちは経験値も高いので、説得力や迫力もあるし、視点やベクトルがユニークなんですよね。彼らと知り合ったことでバックステージにも呼んでいただいて、仕事の幅も広がって、今すごく楽しいです。日本の美容業界は「休みはしっかり取ろう」という流れになっていますけど、休んでいる間に抜かされるくらいなら休みはいらないな…と正直思います(笑)。最終的にどっちが幸せになれる?と考えたら、今日が一番若いわけですし、いち早く動きたいんですよね。もちろん周りにそれを強要するつもりはないですが、自分はそのスピード感でやっていきたいなと思って。

 

 

来年からアーティストビザが発行されるので、2ヵ月置きに渡英して1年の半分はロンドンに滞在する生活が始まります。ロンドンとパリのコレクションに参加するんですが、とりあえず2年はその生活スタイルでいくつもりです。現地で空いた時間はサロンワークもしますが、感覚的には半分美容師を捨てるような感じでヘアメイクに没頭する予定です。たとえ給料が減っても、経験を買うことでそのうち元が取れるんじゃないかと。安定を手放して挑戦していきます。

 

 

2〜3年はじっくりと経験を積みたいので、ヘアメイクを突き詰めて1回成り上がってみたいです(笑)。ヘアメイクの仕事がいっぱいでサロンワークができないところまでいくのが目標ですね。そこで「やっぱりサロンワークが好き」となるかもしれないし、お店を出したくなるかもしれないですが、その結果が出るまでの経験値がまだ足りていないので、とにかくヘアメイクを精一杯やりたいです。それで面白い人間になりたいですね。とりあえず僕は一旦「ワタロー死んだな」と思われるくらい潜るので、メディアにも出なくなるかも。数年後に「ワタローまた出てきた」と言われるのが理想です(笑)。

 

 

>サロンワークは自分にしかできないジャンルで振り切る!

 

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