ニューヨークのセレブが愛するエドワード・トリコミはどれほどプロフェッショナルなのか? 『ウォーレン・トリコミ』寺田洸さんが語りつくす

ニューヨーク的な美の価値観を求める人が集うサロンへ

 

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-日本のサロンは表参道原宿店がもうすぐ2年、昨年6月には大阪に2号店もオープンされました。2年やってきて、エドワード氏からの教えで特に参考になっている点はどういうところですか?

 

やっぱり妥協をしないということが一番です。カットの話でも言いましたが、カットだけでなくすべての行動に意味を持つということ。これは習慣化できるので、スタッフに徹底するように指導しています。

 

またアメリカの『ウォーレン・トリコミ』はトップブランドのサロンなので、その分、辞めていく人も多いようなんです。高いレベルのスタッフが揃っているので、そこで生き残っていくのは生半可なことではないんだと思います。エドワードはそれに対し、「それは仕方がないこと。それがブランドだから」と話していました。

 

サロンのブランドを確立していくうえで、スタッフを許容する部分と、ブランドとして妥協しない部分のさじ加減が重要なんだろうなと感じました。日本ではこれからのサロンではありますが、そのさじ加減を見誤らずに妥協しない点はしっかり守っていければと思っています。

 

 

-日本の『ウォーレン・トリコミ』はどんな存在を目指しますか?

 

日本とアメリカでは好まれる美の感覚がやはり異なります。アメリカの感覚やトレンドをそのまま持ってくるのは難しいですが、オープン以来、日本を意識しながら、エレガントやセクシー、クールといった、向こうならでは価値観を盛り込んだスタイルを提案してきました。そういったことを続けながら、海外、とくにニューヨークの美の感覚を好むお客さまが集まる場所にしていけたらと思っています。

 

プロフィール
WARREN・TRICOMI NEW YORK(ウォーレン・トリコミ ニューヨーク)
店長・ディレクター/寺田 洸(てらだ ひかる)

美容学校卒業後、渡英し英国のサロンに勤務。帰国後、国内1店舗を経て、『ウォーレン・トリコミ ニューヨーク』日本上陸にあたり、表参道原宿店の店長・ディレクターに就任。オープンに際し、エドワード氏の技術・理念を学び、国内スタッフに伝える日々を送っている。

(取材・文/福田真木子  写真/QJナビ編集部)

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