【20代女性経営者】超激戦区・青山に25歳で出店!トッププレイヤー風夏の華麗なる軌跡と新ステージ
「何でもできる」と思っていたけど、一人では何もできないと気づいた
『vajra』のスタッフは、私以外に2名のスタイリストと、今はアルバイト2名が来てくれています。ちょうどアシスタントで入社したスタッフがスタイリストに昇格したばかりなんです。オープンした当初は、10日間ほど全て私一人でやっていたので、母が見守り役で来てくれていました。美容師の父も3カ月ごとにスタッフとコミュニケーションを図りに来てくれているんですよ。
以前の職場では1日16人、多いときは19人施術していたのですが、今は平日だと1日4〜5人。ほぼマンツーマンで対応しています。お一人おひとりにしっかり向き合えるので、幸せを噛み締めながら仕事ができるようになりましたね。経営者になって、もちろん大変なこともたくさんあります。例えば、スタッフ全員がコロナになって、お店を閉めなければいけない時期を経験しました。お客さま対応も全て自分でやらないといけないわけですが、みんなに助けてもらいながら対処しました。
小さなトラブルも、いろいろありますよ。ドアの鍵穴ごと取れたりとか(笑)。そのぶん、日頃の感謝の気持ちが大きくなりましたし、楽しさや充実感も増しました。何があっても捉え方は自分次第ですから、お客さまやスタッフのことを考えながら、毎日動くようにしています。私はお客さまを最後までお見送りすることも好きですし、ここで働いていると先の人生が目に浮かぶんですよ。いつか子供を産んでも、こうしてお客さまをお見送りしていそうだなとか。雇われていたときよりも、安心感があります。
>スタッフには自分らしくいてほしい。そして、全員が潤うようなお店に