月間指名売上1000万円突破 インスタフォロワー10万人 前髪&縮毛矯正のカリスマ『噂のやまとさん』って一体何者?
シースルーバングがヒットし「前髪の神様」に
独立後は、シースルーバングなど顔まわりの提案をしていました。それがInstagramでバズって、テレビ出演のオファーがきたりして、「前髪の神様」と呼んでもらえるようになりました。
メディアへの露出が増えたことで、全国からのお客さまが訪れるように。特にテレビ出演後には、予約が急増することもあり、大変ありがたい反響を感じていました。
ただ、その頃はまだ月間売上1000万円に到達することができず、さらなる高みを目指す上で伸び悩みを感じていたのも事実です。と言うのも、前髪でバズると前髪カットだけのお客さまがたくさんいらっしゃるんです。サロンの代表として、売上を考えると、まだまだ考えないといけない状況でした。その状況を打開したのが縮毛矯正の技術です。
とは言え、売上のために縮毛矯正を始めたわけではないんです。縮毛矯正の技術の重要性に気づいたのは、縮毛矯正に関しては、世の中にはしっかりとした技術を持っている美容師が少ないと感じたから。今ではセミナーをさせていただくこともあるのですが、髪質を十分に分析せず、マニュアル通りのやり方で薬剤を選定し施術を行っている美容師が結構多いなと感じます。特にクセの強い髪に対して、ただ強い薬剤を使うという施術が多い。縮毛矯正はむしろどこまで薬剤のパワーを弱めて美しい髪を作れるかが重要。お客さまを心から満足させるためには、技術と理論の裏付けが必要なんです。
縮毛矯正は非常に奥が深く、習得には時間がかかりましたが、ある時、自然でサラサラな仕上がりを実現したことで、お客さまから驚きの声をいただき、それが自信につながりました。それ以来、技術を磨き続け、縮毛矯正の切り口でも、多くのお客さまに興味を持っていただけるように。縮毛矯正は、多くの方々にとって髪の悩みを解決する大きな手段であり、施術が成功したときのお客さまの喜びを見ると、その達成感はひとしおです。
1000万を売り上げた時期は6人同時に施術して、しかも全員縮毛矯正なんてこともありました。アシスタントもずっと縮毛矯正をしているので今や縮毛矯正のプロになっています(笑)。僕の美容師としての根源はお客さまに喜んでもらいたい!ということです。最終的にはそれを突き詰めたら自然に売上もついてきたと言う感じです。