輝く美容師の裏側にフォーカス あの人の「裏ガオ」 #8 SIX / 久保雄司さん

「遅咲きの美容師だけど、頭に思い描いていたことは必ず叶う」

 

 

クボメイクやうぶバングが僕のブレイクだとすると、僕はすごく遅咲きの美容師人生です。だけど、メイクをはじめた2015年に「本を出したい」と思った希望を叶えることができましたし、自分のお店を持つこともできた。こうして思うのは、本気でやっていれば、頭に思い浮かぶことは絶対実現できるということです。

 

今は、自分がやりたいことや感じたことは全力で表現して、それを伝えられる場所がたくさんあります。だからこそ、髪を切れるだけの美容師ではなく、美意識の高いお客さまに負けないくらい知識も技術もレベルアップが必要だと思います。僕がメイクで認知度を高めたように、「髪がうまく切れる」ことに加えて、写真も撮れる、メイクもできる……など付加価値をつけられるといいですよね。

 

僕が雑誌をはじめとするメディアに注目されたのも、メイクだけではなく髪型も作れる美容師であったことも大きいと思っているんです。ヘアだけ、メイクだけでなく両方をできる人はあまりいませんから。

 

 

でも、もっと重要なのは今自分を求めてきてくれているお客さまを一番に大切にするということです。やりたいことや夢をもって未来を思い描くのもよいですが、気持ちだけが先走って目の前のお客さまを幸せにできなければ意味がありません。

 

そのとき目の前にある人やモノ、コトに全力を尽くしていると、自然と道は開けてくるんじゃないでしょうか。僕も思うのですが、あんまり計画的すぎるとついそれに当てはめて無理してしまうことも出てきますよね。そうならないように、「今」の状況を大切に見極めながら、これからもやっていきたいです。

 

 

プロフィール
SIX 代表/久保 雄司(くぼ ゆうじ)

都内の人気サロンでクリエイティブ ディレクターとして活躍中に、Instagramでの独自のハッシュタグ「#クボメイク」が脚光を浴び、全国の女性たちから熱視線を集める。雑誌やWEBなどでヘアメイクとしての活動をし、全国でイベントを行う。2016年に初の書籍『#クボメイク』(講談社)を出版 。2017年には表参道に美容室【SIX】、2019年に2店舗目(表参道)をopenした。

instagram :@six_kuboyuji

 

 

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