輝く美容師の裏側にフォーカス あの人の「裏ガオ」−第二回L.O.G SHIBUYA 代表 長山ゆうきさん

 

美容師は、技術のみならず人柄やカリスマ性など、総合的なスキルが求められる職業です。人気の美容師さんも自らの短所やハンディキャップを乗り越えてきたからこそ、今のポジションで輝いています。

 

そこで、最前線で活躍するカッコいい美容師さんが、かつてイケてない時代があったことを赤裸々にカミングアウト! それをどう乗り越えて今のポジションまで上り詰めたかを語っていただく連載です。今まさにかつての人気美容師さんのような悩みを抱えているという若手美容師さん、美容学生さんはぜひ参考にしてみてください。

 

第2回は芸能人やアーティストがこぞって訪れる超人気サロンL.O.G SHIBUYAで代表を勤める長山ゆうきさんです。

 


 

努力せず、ただただ遊んでいた美容専門学校時代

 

 

僕は、美容師になりたくて美容専門学校に行ったというよりは、「大学受験したくないから」「美容師はおしゃれだしモテそう」という動機からスタートしたタイプなんです。中学時代は頑張って勉強していたので、高校は県内で上から2~3番目の偏差値の学校に進学したものの、そこで遊びすぎちゃったんですよね…。卒業間近になってやっと進路を考えて、父が美容師ということもあり美容専門学校を選びました。

 

美容学校でも、真面目に美容師を目指すというよりは、野球サークルを楽しんだり「遊ぼうぜ!」っていう集団に入ってしまい、いつも追試を受けてなんとか退学を免れるというギリギリの成績でした。

 

高校から美容学校時代にかけてはいわゆるギャル男だったので、当時流行っていたギャル雑誌のスナップにはよく呼ばれて、月1回、地元・群馬から東京に通っていましたね。努力もしないし、将来のこともまったく考えていないけど、たくさんの仲間に囲まれて、とにかく楽しく過ごしていました。

 

 

そんな学生生活だったので、就職が決まったのも美容学校を卒業してから。有名店に憧れはあったので、1年生のときのインターンでは原宿の美容室を選んだのですが、それが想像以上にキツくて。有名店で働くのはとても無理…地元の美容室に就職すればいいや、と思って焦っていなかったんですよ。

 

周りもそんな感じだったので、就職活動なんてしていなかったのですが、12月くらいになって、実はそいつらが就職活動していることがわかって。「え、毎日一緒にいたのに、いつやってたの?」みたいな。そこでさすがに焦りましたね苦笑。

 

僕は中高6年間運動部だったからか負けず嫌いなところがあって。仲間はみんな地元で就職したんですが、自分は都内に行って一目置かれたいって思ったんですよ。

 

>美容人生で一番の挫折を味わった時期

 

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング